65歳から増加する「加齢性難聴」。か行、さ行、は行が聞き分けにくかったり、会話が聞き取りにくかったり、かみ合わなかったり...もしかしたらその症状は、そのせいかもしれません。今回は、川越耳科学クリニック院長び坂田英明(さかた・ひであき)先生に、「聴力を保つスクワット&体操」を教えてもらいました。
この記事は『毎日が発見』2022年6月号に掲載の情報を再構成したものです。
耳はとても小さく繊細な器官で、血流やリンパ液の流れが悪いとどんどん衰えていきます。
簡単にできる体操やマッサージで血流を改善し、耳を鍛えましょう。
有毛細胞を活性化させる耳スクワット
【30分に1回】
30分ごとにいすから立ち上がると、内耳にある「耳石」が動いてその下にある有毛細胞を刺激し、活性化させます。
NASA(アメリカ航空宇宙局)でも宇宙飛行士に推奨している運動です。
1.座りっぱなしの状態が続いたら...
2.いすから立ち上がる
立ち上がるときに頭が動いて耳石を刺激する
3.ただ立ち上がるだけでOK
立ち上がったときに軽く体を動かすとより効果的