聴力ケア

「外出の機会が増えた」と高齢者ユーザーの声が続々。徹底的に使い勝手にこだわる集音器「femimi」の開発エピソード<PR>

シンプル操作&わかりやすい日本語表記

――さすが、音のスペシャリスト集団ならではのこだわりですね。デザインの話が出たところで、音以外の部分でのこだわりも教えていただけますか。

(小谷さん)まずは、シンプル操作です。これも何世代か巡ってここに至りました。イヤホンマイクを耳につける、本体の電源ボタンを押す、音量を調整する、これだけでOKです。余計な操作をする必要はありません。

そして、先ほどおっしゃっていたようにイヤホンマイクの左右表記もそうなんですが、本体も「femimi」という商標を除いては、各部分を日本語表記にしてあります。

我々の今のメインとなっているお客様は70代から90代の方ですので、「パワーボタン」と言ってピンと来られない方もいらっしゃいます。じゃあ「パワーボタン」ではなく「電源」に、「ボリューム」ではなくて「音量」としよう、と日本語表記にこだわりました。

あとは、イヤホンマイクの形状。先ほどお褒めいただきましたが、耳の後ろにピタッとつくような形状になっているので、くぼみに心地よくフィットするんですね。「イヤーフィット形状」と我々は呼んでいますが、この構造は特許を取っています。

――バッテリーは充電式ですか。年配の方でも難しくないでしょうか。

(小谷さん)はい、それが4つめと5つめのこだわりになります。

femimi」には専用の単4形の充電池が1本付属していますが、市販の単4形乾電池を使うこともできます。これが4つめです。

長時間の外出や旅行など出先で使われる場合は、充電忘れや残量を気にせず使える乾電池のほうが何かと都合がいいじゃないですか。でも、ご自宅で使われる場合は充電池使用がいい。なので、どちらにも対応できる点にこだわりました。

充電池使用の場合はパッと置いただけで充電できる充電台が付属している、というのが5つめのこだわりです。間違って乾電池を充電すると故障する危険がありますが、その点も充電台に置かれたのが充電池か乾電池か、検出できるようになっているので安心して充電いただけます。

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――私も機械に弱いアナログ人間なので、そこまで使いやすいのは嬉しいですし、何より親世代にも簡単便利に使える点がいいですね。 

(小谷さん)「バッテリー」と言ってもピンとこない、「ACアダプター」もわかりづらい、「USBC」なんてなおさらわからないというお客様に充電の方法を理解いただくことが難しいと考えました。だから、「充電台です」とした方がすぐにお分かりいただけるかな、と思いまして。

 

お客様に受け入れられるために繰り返したヒアリング調査

――先ほどのマイクの位置に試行錯誤なさったほかに、想定外のアクシデントとか商品開発のご苦労はありますか。

(小谷さん)根本的に一番難しかったのが、耳が聞こえる我々が、お客様、被験者様の音の難聴度がわからないまま、どうしたらお客様に一番受け入れていただけるのかという点。つまり、この「femimi」にとってのゴールは何か?というのを設定するのが難しかったです。

ですので、試作をしては2030人の方に聞いていただき、〇とか×をつけていただきながら、どの帯域増幅がいいのか、どのくらいのノイズ除去レベルがいいのかというのをチューニングしていったんですが、それが一番難しかったです。

(百足さん)我々が勝手にゴールを設定したわけではなく、あくまでもお客様、被験者様の声に耳を傾け、ひとつひとつのお悩みに対応して改良を重ねてきたという点が「femimi」ブランドの大きなこだわりであり、誇りです。

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――被験者の皆さんはどうやって集まっていただいたんですか。

(小谷さん)以前の会社は目の前にゲートボール場があったんです。そこでリーダーの方に事情を説明して「うちの会社に来てちょっと試していただけないでしょうか」と交渉しまして。それで、毎回2030人来ていただきました。

――何回か来ていただいたということですか?

(小谷さん)皆さんある程度お時間がある方が多かったので、うちの会社に遊びに来る感覚で何度も来ていただきました。お茶もお菓子も用意した会議室で、試作品を前にご自由に感想をお話いただきました。

――どれくらいの期間続いたのでしょう?

(小谷さん)半年くらいでしょうか、改良するたび定期的に。それと同時にデザイン的なこともいろいろ伺ったようです。何色が好きですか?など細かい点もひとつずつ皆さんにヒアリングしていました。

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――そこで何か想定外のことは出てきませんでしたか?

(小谷さん)皆さん、金色がお好きなことにまず驚きました。昔は黒とかシルバー、ガンメタなどの色があったんですが、黒というのは女性は使われないですね。なぜ金色がいいのか理由を伺うと「目も見えにくくなってるからバッグの中で目立つからいい」「ピカピカしていて、そこにあるのが一目でわかる」と。この回答は想定外だったとデザイン担当が言っていました。

金色と一言でいってもいろいろあるので「じゃあ、どういう金色がいいですか?」と何度かやりとりして、最終的にこの金色になりました。

 

外出の機会が増えた! 嬉しいお客様からの声

――そういう試行錯誤の末に誕生した「femimi」ですが、ユーザー様からはどのようなご意見が届いていますか?

(小谷さん)嬉しいことに、お客様の多くが「簡単操作で使いやすいよ」とおっしゃってくださいます。一番多いのは「外出の機会が増えた」というお声です。耳が聞こえにくいと人となかなか会話もできませんし、声をかけられても気づかないことがありますから。講演会やパブリックな場に行っても昔は聞こえなかったけれど、「femimi」を持っていくようになってから快適になったというお声もありました。

弊社の営業担当が受けたコメントには「これは現世でも使えるし、棺桶に持っていって使ってもいいね」というお褒めの言葉まであったそうです。

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