病気や不調を未然に防いでくれる「免疫力」。実は免疫力があがると、美容効果も期待できます。そこで今回は、名医が推奨する"免疫力アップ術"をご紹介。夏バテ解消にも繋がるので、ぜひ参考にしてくださいね。
免疫力を高める"ある食べ物"とは
以前放送された「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系)では、免疫力アップに効果的な"食べ物"が紹介されました。そもそも免疫とは、体の中に侵入したウイルスや細菌を退治してくれる"白血球"のこと。いかに白血球を活性化させるかが、免疫力アップのカギとなります。
そこで、免疫力を高める食材として取り上げられたのが「刺身」と「生卵」。両者のポイントとなる成分は、アミノ酸の一種である"グルタミン"。グルタミンは白血球の一種であるリンパ球のエサとなり、免疫力を高めてくれる作用があります。本来グルタミンは体内に多く貯蔵されていますが、ケガや病気などの様々な理由によって欠乏してしまいがち。そのため毎日の食事の中で、積極的にグルタミンを摂ることが大切に。
中でもグルタミンを豊富に含んでいる食材が、「生卵」「生肉」「生魚」。しかしグルタミンは40度以上で熱すると、効果が弱まってしまう特性があるので注意しましょう。
卵かけご飯で免疫力アップ
もちろん生魚や生卵をそのまま食べても効果はありますが、「オリーブオイル」と一緒に食べると免疫力アップにはより効果的。オリーブオイルには腸の働きを活性化させる様々な栄養素が含まれているため、グルタミンを一緒に摂取すれば様々な相乗効果が期待できます。そこで腸のスペシャリスト・松生クリニックの松生恒夫先生が、効率よく免疫力をアップさせるお手軽レシピを教えてくれました。
番組で紹介されたのは、松生流「卵かけご飯」。材料は、冷ましたご飯(茶碗1杯)、卵(1個)、オリーブオイル(少々)、醤油(適量)のみ。アツアツのご飯ではなく、やや冷ましたご飯を使うのがポイント。まず冷ましたご飯の上に生卵を落としたら、お好みの醤油とオリーブオイルをかけます。あとはご飯の上で、よくかき混ぜればできあがり。
番組出演者の柴田理恵さんは「初めてですね、冷たいご飯に卵かけって。50年生きてきて初めてよ」とコメントしていましたが、実際に卵かけご飯を試食してみると「意外に美味しい」「逆に冷たい方が良く味が分かっていい」と気に入った様子を見せていました。
番組を見ていた視聴者からは「朝はオリーブオイルとナンプラーをかけた、たまごかけ冷やしこんにゃく豆腐丼がおススメ」「オリーブオイル&酢にゆずこしょうを加えてドレッシングに。白身魚の刺身にかけるとめっちゃウマイ」など、オリジナルの免疫活性化レシピを考案している声が続出。
この夏は自分好みのオリジナルメニューを美味しく食べながら、健康と美容を手に入れてみてはいかが?
文/藤江由美