肺は直接空気に触れるため、常に危険と隣り合わせの臓器。しかし運動不足やタバコ、カビや埃など、日常は肺を脅かす危険で満ちています。そして肺を悪くするとさまざまな症状が。そこで今回は、"咳"や"息切れ"の予防法を紹介します。
せき止め効果のある"はちみつコーヒー"
2月26日放送の「名医のTHE太鼓判!」(TBS系)では、肺年齢と呼吸の関係について特集。ゲストのいとうまい子さんが肺に関する悩みを明かしました。いとうさんは風邪を引くと、3カ月も咳が続いてしまうといいます。しかし、呼吸器科の大谷義夫先生は、咳が2週間以上続く時点で、もう風邪ではなく咳喘息だと言います。
咳喘息とは、慢性的に咳が続く気管支の病気。放置していると、本格的な喘息に移行することもあります。しかも、いとうさんのように小児ぜんそくにかかっていた人は、大人になってから喘息を再発する可能性が高いのだそう。
番組では、コーヒーにはちみつを入れた「はちみつコーヒー」を紹介。はちみつは炎症を抑え、コーヒーは気管支を拡げてくれるため、高いせき止め効果があります。実際に試した視聴者もいたようで「はちみつコーヒー、なんか優しい甘さでおいしい」「はちみつ+コーヒーって意外に合う」との声が。咳に苦しんでいる方は、いちど試してみては?
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ウォーキング&スクワットで息切れ予防!
肺機能が低下すると引き起こされる"息切れ"。ネット上でも「ちょっと動いただけで息切れする...」「坂でも階段でもないのに、歩くだけで息が切れるよ...」との声があり、"息切れ"に悩まされている人は多いようです。
咳喘息であるにもかかわらず、いとうさんの肺年齢は実年齢より6歳若い47歳。番組では、そんないとうさんの日常に密着することに。飲み会の帰り道でひとりになったいとうさんは、1時間以上ウォーキングをしてからホテルへ戻りました。番組によると、ウォーキングには肺を若返らせる効果が。その後も深呼吸をしながらスクワットを始めるなど、お酒を飲んだ日でも運動を欠かしません。また、深い呼吸をしながらの運動は肺活量を鍛えるため、息切れを予防できます。検証の結果、いとうさんは無意識に肺を若くする習慣を身につけていることがわかりました。
つらい咳や息切れは、肺機能の低下によって引き起こされるもの。番組で紹介された方法を実践して、健康的な肺を手に入れましょう。