砂糖や果糖などの他、炭水化物にも含まれている"糖"。適度な量は体に必要ですが、摂りすぎると老化の原因にもなる"糖化"を招きます。糖化を防ぐ食材や食べ方の工夫をチェックして、体の老化を食い止めましょう。
そもそも糖化って何?
昨年放送された「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系)には、同志社大学糖化ストレス研究センター教授・八木雅之先生が登場。糖と老化の関係について解説してくれました。
そもそも"糖化"とは、体内で使われずに余った糖がタンパク質と結合し、"AGE"という老化の原因物質を作り出す現象のこと。糖化は肌の黄ばみやくすみの原因となり、進行してしまうと見た目が5~10歳老けて見えると言われているそうです。他にも糖化は、動脈硬化や骨粗しょう症を引き起こす可能性が。さまざまな体の不調を招かないためにも、糖化を進めないように気をつけておきましょう。
八木先生によると、喫煙者やお酒をよく飲む人は糖化年齢が高め。他にも睡眠時間が6時間以下の人、朝食を食べない人、早食いの人なども糖化年齢が高い傾向にあるので注意が必要です。
ネット上では、「激務で毎日飲むしタバコも吸うから全部当てはまる...」「旦那がほぼ当てはまってるから教えてあげなきゃ」との声が。まずは生活習慣を変えていくことが若返りへの一歩となるかもしれません。
糖化を防ぐためには!?
八木先生は糖化を簡単に防止できる方法として、"食後の血糖値を上げにくくする裏ワザ"を教えてくれました。食後に血糖値が上昇すると糖化が起きやすくなり、AGEが作られる可能性がアップ。血糖値の急上昇を防ぐためには、食べる糖の量を制限することが必要です。しかし、糖を減らすために炭水化物などのみを極端に減らしてしまうのはNG。食べるのをやめるのではなく、食べ方を工夫して体へのダメージを軽減しましょう。
炭水化物を摂るときは、炭水化物と一緒にタンパク質や野菜を一緒に食べるのがおススメです。例えば素うどんは、そのまま食べるより温泉卵やサラダを乗せて月見うどんやサラダうどんにするとGOOD。ご飯は牛丼にして食べれば、炭水化物単体で食べるより血糖値の上昇が緩やかになりますよ。
さらに八木先生によると、最近の研究でヨーグルトの上澄みの部分・乳清(ホエー)に糖化を防ぐ力があると判明。朝食やデザートに用意して、積極的に摂取するよう心がけてくださいね。
番組ゲストの大神いずみさんは、「上澄みはシャーって捨ててた...」とコメント。ネット上でも「今まで捨ててたのもったいなかった!」「今度からは捨てずに食べます...」といった声が上がっています。
他にも春菊やゴボウ、ルイボスティーなども糖化防止に効果的。徹底的に糖化を防ぎ、今より10歳若く見える体を手に入れましょう。
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