酢+しょうがは日本人が昔から慣れ親しんできた名コンビ。新陳代謝を活発にして血行を促進、体を温めて冷えやむくみを解消します。しょうがの持つ効果を最大限に利用しましょう。
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「しょうがオイル」
オリーブ油でしょうがを漬けておくと、調理にとても重宝です。炒め物にオリーブ油ごと使ったり、肉や魚をしょうがオイルで焼くと調味料も減らせます。
保存期間
常温で約1年間保存可能。オリーブ油は冷蔵で固まるが、好みで冷蔵してもよい。
材料(作りやすい分量/出来上がり300g)
しょうが...200g(正味)
オリーブ油*...200㎖
*他の油でもよいが、不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多く含むオリーブ油が、アンチエイジングにお勧め。
作り方
1.しょうがはよく洗って水けをふく。新しょうがは皮付きで、ひねしょうがも汚れているところだけ取り除き、みじん切りにする。フードプロセッサーがあれば2枚刃をセットして3㎝角に切ったしょうがを入れ、みじん切りにする。
2.鍋に1を入れ、オリーブ油を注ぎ、火にかける。
3.油が鍋の縁からフツフツ煮立ってきたら、火を止める。常温まで冷まし、瓶に入れる。
「しょうが焼きめし」
1人分431kcal/塩分1.1g
しょうがに含まれるジンゲロールは胃液の分泌を増やします。具はひき肉だけですが、食べ始めると止まらないほど美味です。
材料(2人分)
豚ひき肉...50g
しょうがオイル...大さじ2
ご飯...茶わん2杯(300g)
しょうゆ...小さじ2
塩、こしょう...各少々
作り方
1.フライパンにしょうがオイルを入れ、ひき肉を加え、中火でカリカリになるまで炒める。
2.ご飯と塩を加え、混ぜながら炒める。
3.しょうゆを鍋肌から回しかけ、香りが立ってきたら、こしょうをふって全体を混ぜ、火を止める。
<教えてくれた人>
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん
料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康長寿の延伸を図る研究に関与する同大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」で50万点の資料が一般公開されている。