冬に気になる「肌のかゆみ」。保湿剤の効果的な使い方など、予防法や原因を皮膚科医の戸倉新樹先生が解説

症状の段階

老人性乾皮症

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・白い粉が吹いたような状態
・浅い亀裂が生じる
・かゆみが出る

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皮脂欠乏性湿疹

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・赤い発疹ができる
・小さなブツブツができる
・グジュグジュした状態になる

肌のかゆみの予防と改善法

保湿剤を塗って水分と油分を補う

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<ポイント>
・1日1~2回毎日規則正しく塗る。入浴後5分以内に塗ると効果的
・塗る量の目安は、手のひら2枚分の面積に対して人差し指の第一関節分の長さ

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加湿器で室内の湿度を上げる
湿度40~50%以上が理想

体を洗うときナイロンタオルでゴシゴシこすらない
柔らかい布のタオルがよい

長湯をしない
体が温まるとかゆみが増す

取材・文・構成/古谷玲子 イラスト/片岡圭子


 

<教えてくれた人>

中東遠総合医療センター 参与 アレルギー疾患研究センター長
戸倉新樹(とくら・よしき)先生

1982年浜松医科大学卒業、89年米国エール大学皮膚科留学後、浜松医大皮膚科教授などを経て、2021年より現職。約40年にわたり皮膚免疫・アレルギー疾患を中心に研究してきた。日本研究皮膚科学会理事長歴任。

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