「耳と目を意識」することで認知症の予防に! 「脳寿命」をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】

耳の聞こえが悪くなったり目が見えにくくなったりすることにより脳への刺激が少なくなり、認知症のリスクが上がることが分かってきました。今回は耳と目の健康を保つために毎日の生活で意識したい「新習慣」をご紹介。すぐにできることばかりなので、ぜひ試してみてください。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年10月号に掲載の情報です。

【前回】耳と目を動かして認知症の予防に! 今日からできる簡単な「新習慣」【脳内科医の加藤先生が伝授】

耳と目を「意識する」新習慣

【目にイイ】
鏡を見ながら逆の手で歯みがき

「耳と目を意識」することで認知症の予防に! 「脳寿命」をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】 2310_P024-025_01.jpg日常的に使われていない部位を使おうとすると、脳は「面倒くさい」と感じます。

この「面倒くさい」を利用することで、脳を鍛えることができます。

利き手と逆の手で歯みがきをすれば、右脳左脳、同時に活性化することができます。

鏡を見ながら行えば、視覚のトレーニングにも。

もちろん口の運動にもなります。

【目にイイ】
探しものウォーキング

「耳と目を意識」することで認知症の予防に! 「脳寿命」をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】 2310_P024-025_02.jpg「新たな発見は脳にとって喜ばしいこと。場所によって見るものが変わりますし、同じ風景でも季節によって変化があるので散歩は脳の活性化に最適です」(加藤先生)

散歩中、「数える」「読む」などの作業を加えるとさらにいいそうです。

「好きな色」「好きな歌手の看板」など、心躍るものだとさらにベター。

目の運動にもなります。

【耳にイイ】
カフェでは遠くの人の話に耳を澄ます

「耳と目を意識」することで認知症の予防に! 「脳寿命」をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】 2310_P024-025_03.jpg

人間の聴覚には、音を選ぶ習性と選択性があると加藤先生。

騒がしい場所にいても、知り合いに声をかけられると気が付くのがその一例です。

この習性を利用して聴覚を鍛える方法があります。

カフェなどで遠くのテーブルにいる人たちの会話に耳を澄ませてみましょう。

聴覚が鍛えられ、聞く力がアップします。

 

<教えてくれた人>
加藤プラチナクリニック院長
加藤俊徳(かとう・としのり)さん

脳内科医、医学博士。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。助詞強調音読法や脳番地トレーニングを提唱。『「名前が出てこない」「忘れっぽくなった」人のお助けBOOK』(主婦の友社)など著書多数。

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