「耳と目を意識」することで認知症の予防に! 「脳寿命」をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】

【目にイイ】
スケッチブックを持って出かける

「耳と目を意識」することで認知症の予防に! 「脳寿命」をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】 2310_P024-025_04.jpg

目のトレーニングには「よく見ること」が大切です。

「美術館での絵画鑑賞や観劇、スポーツ観戦などは、じっくり見るという意味でとても良いことです。さらにおすすめがスケッチです。描くためには、決めたものをしっかりと見る必要があります。そうすることで視覚が鍛えられます」(加藤先生)

この機会に、散歩の際は小さめのスケッチブックを持って歩く習慣をつけてはいかがでしょう。

【耳にイイ】
風や鳥の声など自然の音を聴く

「耳と目を意識」することで認知症の予防に! 「脳寿命」をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】 2310_P024-025_05.jpg

聴覚は意図的に遮断する手段がない分、疲弊しやすいものだと言います。

健康を保つためには、自然が奏でる優しい音に積極的に耳を傾けるのもいいそうです。

「鳥のさえずりや木々のざわめき、風、波の音など、自然が奏でる音に耳を向けると、右脳の聴覚系トレーニングとなり、聞く力も鍛えられます」(加藤先生)

【耳にイイ】
ニュースを見ながらアナウンサーの言葉を繰り返す

「耳と目を意識」することで認知症の予防に! 「脳寿命」をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】 2310_P024-025_06.jpgニュースを見ているとき、アナウンサーの発言を正確に繰り返すことも聞く力の向上に有効です。

「聞いた内容を正確に覚えるという作業を繰り返すことで、それが脳の中で習慣化され、一度聞いただけでも人の話を覚えられるようになります」(加藤先生)

構成・取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) イラスト/カトウミナエ

 

<教えてくれた人>
加藤プラチナクリニック院長
加藤俊徳(かとう・としのり)さん

脳内科医、医学博士。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。助詞強調音読法や脳番地トレーニングを提唱。『「名前が出てこない」「忘れっぽくなった」人のお助けBOOK』(主婦の友社)など著書多数。

PAGE TOP