耳と目を動かして認知症の予防に! 今日からできる簡単な「新習慣」【脳内科医の加藤先生が伝授】

耳の聞こえが悪くなったり目が見えにくくなったりすることで脳への刺激が減ってしまい、認知症のリスクが上がることが分かってきました。若々しい脳を保つためには、耳と目の健康を維持することが大切です。今回は耳と目を使うのにおすすめの「新習慣」をご紹介。いくつになっても充実した毎日を過ごしましょう!

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年10月号に掲載の情報です。

【前回】「聴力」「視力」の衰えで認知症リスクが上がる。脳寿命をのばす新習慣【脳内科医の加藤先生が伝授】

耳と目を「動かす」新習慣

耳にイイ
耳ひっぱり:5回繰り返す
脳の中の聴覚をつかさどる部分には、聞くだけでなく、平衡感覚を保つという役割もあります。

そのため、耳を引っ張ることで、身体のバランス感覚が良くなります。

音楽やニュースなど、音に注意を向けながら行えば、「聞く力」の改善にも役立ちます。

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両手の指で両耳の上側をしっかりつまみ、斜め45度の方向にゆっくり引っ張る。5秒ほど引っ張ったらゆっくり元に戻す。

<ポイント>
いすに座って背すじを伸ばし、痛みを感じない程度の力で引っ張ります。頭の筋肉をほぐす効果も大。

目にイイ
疲れ目ほぐし:5回繰り返す
疲れ目の改善は、「見る力」を高めるためにも大切。

目を動かして目の周りの筋肉をほぐすことで、視覚から得られる情報を脳に取り込めるようにします。

眼球をしっかり動かして、できるだけ多くのものを視界に入れるよう意識を。

耳と目を動かして認知症の予防に! 今日からできる簡単な「新習慣」【脳内科医の加藤先生が伝授】 2310_P022-023_02_W500.jpg思い切り上目遣いで真上を見て5秒キープ

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真下を見て5秒キープ

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左を見て5秒キープ

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右を見て5秒キープ。一連の動きを5回繰り返す

<ポイント>
顔は正面を向いたまま動かさず、目だけを動かします。テレビのCM中や読書の合間に行うのも◎。

 

<教えてくれた人>
加藤プラチナクリニック院長
加藤俊徳(かとう・としのり)さん

脳内科医、医学博士。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。助詞強調音読法や脳番地トレーニングを提唱。『「名前が出てこない」「忘れっぽくなった」人のお助けBOOK』(主婦の友社)など著書多数。

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