歳を重ねてつまづきやすくなったりしていませんか? 原因はふくらはぎの筋肉が硬くなってきているから。硬くなったふくらはぎの筋肉を柔らかくすることで、足首も柔らかくなり、むくみ解消の効果も。今回は、リンパティックストレッチ(リンパ体操)を開発した前新マミさんに、ふくらはぎの筋肉を動かすリンパ体操についてお聞きしました。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年10月号に掲載の情報です。
リンパ体操とは
練習量の多いバレリーナの疲れを取り、筋肉を蘇らせるメンテナンスのためにリンパティックストレッチ(リンパ体操)を開発。リンパの流れを促進し、体や筋肉を修復・回復、歪みを正すのが目的です。
『ふくらはぎの筋肉の柔軟性が落ちると足首が硬くなります』
足首にはたくさんの関節と靭帯があって衝撃を吸収し、つま先を上下する、左右に動かす等々、大切な動きを担っています。
足首が硬くなってこれらの動きがスムーズに行えないと、つまずいたり歩くのが遅くなり、捻挫しやすくなります。
足首が硬くなるのは、加齢によって関節の可動域が狭くなっていくこと、ふくらはぎの筋肉が硬くなること、などが関係しています。
また足首が硬いとリンパがたまり、むくみやすくなります。
こんな人はぜひトライ!
□よくつまずく
□ちょっとしたことで捻挫する
□足首がむくんでいる
《ヒラメ筋ストレッチ》
ふくらはぎの筋肉・ヒラメ筋が硬くなると足首が硬くなり、歩くときにかかとが遠くに出にくくなります。足首をクルクル回すと足首だけでなく、ヒラメ筋もストレッチされます。
片足を反対の太ももにのせて足首を小指側に回します。回しにくい方の足は回数を多く行いましょう。
足は軽く開いてしゃがみます。
足首が硬い人は手を前の床につきましょう。
お尻をポンポンと上下させて、何回かリズムよくバウンドさせます。
最初は小さな動きでも、だんだん足首やヒラメ筋が柔らかくなり、大きく動けるようになってきます。
1.
足首が硬い人は、かかとが上がるのでそのまま前の床に手をついて行いましょう。
2.
床に座っていて立ち上がるときに行うのを習慣にしてみましょう。
お風呂でストレッチ
片ひざを立て、立てていない方の足首をまっすぐ後ろに伸ばします。足首の前側を良く伸ばします。
構成・取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange