月刊誌「毎日が発見」で連載記事を執筆している、医師で作家の鎌田實さんは1948年生まれの75歳。精力的に毎日活動しているその秘訣ともいえるのが、ズボラ体操です。今回はその秘密に迫ってみます!
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年8月号に掲載の情報です。
【前回】医師で作家の75歳の鎌田實さんが2度の「老いるショック」を克服した「ズボラ体操」
75歳の鎌田先生が毎日実践
ズボラ体操3つのお約束
(1)がんばらない
今日、超ワイドスクワットをやったら明日はランジというように、日替わりで行えばあきずに続けられます。毎日少しずつを続けるのがポイント。
(2)1回3分
どの運動も1回3分以内。簡単なものが多いですが、少し難易度の高いものも。慣れてきたら、1日3種類合計約10分を目指しましょう。
(3)ながらで行う
テレビを見ながらや家事の合間など、何かをしながらできる「ながら運動」です。"買い物はウォーキング"という意識をもつのもいいでしょう。
太ももの力を強化すれば、何歳でもスタスタ歩ける足になります
ランジ
(1)両足を肩幅に開いて立つ
(2)左足を前に踏み出し、上半身が前に倒れないように着地
(3)両ひざがほぼ直角になるよう、体をゆっくり沈み込ませてから左足を元に戻す
<鎌田's ポイント>
●腹筋を意識
足を踏み出すとき、おなかを引き込むようにして腹筋を意識します。呼吸も止めないように注意を。
●足幅を広げても
バランスをうまくとれるようになったら、足をさらに大きく踏み出すと効果がアップします。
●NG
足を前に踏み出すときは、上半身が前に倒れ込まないようにする。
構成・取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) 撮影/齋藤ジン イラスト/秋葉あき子