お湯をかけるだけは不十分! 更年期世代の「デリケートゾーンの洗い方」/女医が教える性のトリセツ

加齢に伴うデリケートゾーンの悩みを相談できず、ひとりで抱えていませんか? 人生100年時代となった今、50歳で閉経をすると、その先50年は女性ホルモンの分泌量が激減した身体で生きていかなければなりません。だからこそケアをして快適に過ごしたいものです。そこで、"痛みの専門医"富永ペインクリニック院長・富永喜代先生の『女医が教える性のトリセツ』(KADOKAWA)からお役立ち情報を抜粋してお届けします。

【前回】デリケートゾーンは「第二の顔」。知っておきたい「腟乾燥チェックリスト」/女医が教える性のトリセツ

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※画像はイメージです

デリケートゾーンの正しい洗い方

中高年世代の女性には、子どものころに親から「お股は触っちゃいけません」などと言われて育った方も少なくないと思います。

そのため、お風呂でデリケートゾーンを洗うときもシャワーでお湯をかけて終わり、という方もいるのではないでしょうか。

しかし、腟乾燥の進む更年期世代としては、今あらためて、デリケートゾーンの洗い方を見直してみたいものです。

外陰部は、大陰唇と小陰唇のヒダの間を指で優しくなでるように立体的に洗うこと。

ここには、尿やおりもの、皮脂などの分泌物によって垢(恥垢)が溜まり、それがニオイやかゆみの原因になります。

さらにクリトリスも洗います。

男性の陰茎ペニスが加齢によって垂れ下がるように、女性のクリトリスを覆う陰核包皮も年とともに垂れ下がってきます。

2本の指で包皮をむくようにして丁寧に洗いましょう。


デリケートゾーンの洗い方

1.Vゾーンは指の腹で優しくマッサージするように洗う
2.大陰唇と小陰唇の隙間、ヒダの外側を洗う
3.クリトリスは指2本で包皮をむくようにして洗う

ウォシュレットの「ビデ」を多用すると善玉菌を洗い流してしまう可能性が。腟の奥深くまで洗うのは避けましょう。

使用するのは、デリケートゾーン用のソープがあると理想的です。

前述のとおり腟には、外からの雑菌の混入を防ぐために腟内を酸性(PH値3・8~4・5)に保つ自浄作用があります。

これは、乳酸菌の一種「デーデルライン桿菌」によるものです。

この酸性のデーデルライン桿菌は、ボディソープなどの弱アルカリ性のせっけんで洗うと死滅してしまいます。

 

富永喜代(とみなが きよ)
富永ペインクリニック院長。医学博士。日本麻酔科学会指導医。1993年より聖隷浜松病院などで麻酔科医として勤務、2万人超の臨床麻酔実績を持つ。2008年愛媛県松山市に富永ペインクリニックを開業。全国から患者が集まり、のべ23万5000人の痛みを治療し、性交痛外来では5000人のセックスの悩みをオンライン診断する。

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※この記事は『女医が教える性のトリセツ』(富永喜代/KADOKAWA)からの抜粋です。
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