寒さで体がこわばる日は、温かい白湯を口にしてみませんか。内側から冷えを改善し、体の調子をおだやかに整えてくれます。今回は料理家で調理師の井澤由美子さんに「ストレス解消におすすめの白湯レシピ」についてお聞きしました。
【前回】冷えや風邪、胃腸や心身の疲れなど不調を感じたら...体の声を聞いて「白湯」をアレンジ!
疲れをやわらげ心を落ち着けます
ストレス解消
青じそ
白湯200mlに
・ちぎった青じそ1~2枚分
青じそに含まれる精油成分は、抗菌・防腐作用とともに気血を巡らせて食欲増進を促します。吐き気、むかつきなど悪心を改善する効果も。
オレンジマーマレード+りんご
白湯200mlに
・マーマレード小さじ2~3
・皮つきりんご1cm厚さのくし形1切れ
りんごの香りは不安感や焦りをやわらげる作用があります。マーマレードの香りに含まれ
るオレンジのリモネンは、リラックスや疲労回復に。
干しきんかん
白湯200mlに
・干したきんかんの輪切り2~3枚
香りの成分が気血の巡りをよくし、ストレスをやわらげます。皮ごと薄切りにして1〜3日間干して入れると、香りと甘みが加わっておいしい。
りんご酢+はちみつ
白湯200mlに
・りんご酢小さじ1〜2
・はちみつ大さじ1
疲労回復に役立つクエン酸が豊富なりんご酢。気血の巡りをよくし、胃腸を整えます。はちみつを加えてビタミンやミネラルもプラス。
干しみかんの皮
白湯200mlに
・干したみかんの皮 小1/2個分
薬膳では陳皮と呼ばれ、気血の巡りをよくする生薬として重宝されています。甘くさわやかな香りがリラックス効果を高めます。
《天日干しで長期保存》
しょうがやかんきつ類は、乾燥させると有効成分が凝縮されて効果アップ。洗って薄切りにし、数日外に干すだけ。乾燥剤とともに保存すると、香りがとばず長もちします。
取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト*ゴ) 撮影/中野博安