緑内障は見える範囲が狭くなる病気。ただし、少しぐらい視野が欠けていても自分では気が付かないのが厄介なところ。しかも進行していくと、失明の危険さえあります。今回は、二本松眼科病院 副院長の平松 類(ひらまつ・るい)先生に、「緑内障のチェック方法」について教えてもらいました。
こんなことありませんか?
視界に虹のような光が見える
キラキラする感じがする
ご飯粒が残る
家具にぶつかる
読書中に行を飛ばしてしまう
運転中に車をこする
「虹のような光が見える」人は眼圧が高くなって角膜にむくみが起こっているかも。「キラキラする」場合は、網膜や視神経の障害が考えられます。その他は、視野が欠けてきています。
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1つでも思い当たることがあったら視野が欠け始めているかも!
下のチェックを行ってみましょう。
「緑内障チェックシート」
※このチェックシートは定期誌『毎日が発見』に掲載されているもので実際の誌面のサイズとは異なります。正しい結果が得らない場合がありますので予めご了承ください。
《こんな人もチェックを》
思い当たることや見え方に異常がなくても、緑内障のリスクが高い人がいます。該当する人は、一度、眼科で検査を受けるといいでしょう。緑内障は失明の可能性がある病気ですが、早期にみつけて治療を続ければ、進行させないことができます。
・40歳以上の人
・強い近視がある
・糖尿病と診断されている
・血圧が高い、または低い
・睡眠時無呼吸症候群だ
・たばこを吸う
・冷え症である
・首や肩がこりやすい
取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) イラスト/秋葉あきこ