ウォーキング用ポールを使って効果アップ! 「食後のこま切れウォーキング」で糖尿病予防

進行すると、さまざまな合併症を引き起こす糖尿病。そこで、糖尿病の発症や進行を防ぐ健康術を、10人の名医が指南。食事、運動など、すぐにマネできるものばかりです! 今回はふくだ内科クリニック院長の福田正博(ふくだ・まさひろ)先生に「食後のこま切れウォーキング」について教えてもらいました。

【前回】無症状でも油断しないで! 糖尿病にならない体づくりに「食後の運動」がいい理由/糖尿病を防ぐ生活習慣

【最初から読む】血糖値を上げない工夫を! 名医が教える「糖尿病」を寄せ付けない最強の6ルール

食後のこま切れウォーキング

〈基本の歩き方〉
早歩き3分+ゆっくり歩き3分を3~5セット繰り返します

〈ポールを使って歩く〉

●初心者向け

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ウォーキング用ポールを使って効果アップ! 「食後のこま切れウォーキング」で糖尿病予防 2110_P020_03.jpg●体力に自信のある人ウォーキング用ポールを使って効果アップ! 「食後のこま切れウォーキング」で糖尿病予防 2110_P020_02.jpg

【ポールを使うと効果がアップ】

ウォーキング用ポールを使うと歩行姿勢が正され、足腰の負担が軽減。全身の筋肉を動かすため、通常歩くのに比べて運動量が1.2~3倍もアップ。ポールはスポーツ用品店やホームセンターで販売しています。

〈ポールなしで歩く〉

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ポールがない場合は普通に歩いてももちろんOK 。早歩きとゆっくり歩きを交互に繰り返しましょう。食後に15分程度など、小刻みに行うのもおすすめです。

〈部屋の中では8の字歩き〉

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家の中では、裸足で8の字歩きを。カーブを曲がるときにエネルギーを多く消費します。スピードを上げるほど効果的ですが、転倒には気を付けて。

〈階段は上りだけ歩く〉

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階段は上りだけでも歩くと下半身の筋肉トレーニングになります。下りはひざに負担がかかるので、エレベーターやエスカレーターを使ってかまいません。

取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 モデル/石井香也子(SPLASH)
 

<教えてくれた人>

ふくだ内科クリニック院長
福田正博(ふくだ・まさひろ)先生
医学博士、糖尿病専門医。滋賀医科大学卒。大阪大学附属病院第四内科入局後、米ハーバード大・ジョスリン糖尿病センターに留学。1996年、糖尿病を中心とした生活習慣病治療に特化したクリニックを開院。

この記事は『毎日が発見』2021年10月号に掲載の情報です。

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