レンチンするだけでご飯がわりになって栄養効果がすごい! 腸を元気にする「オートミール」の基本

豊富な栄養素で腸内環境を整えれば、免疫力も高まります。そのために欠かせないのは、発酵食品と食物繊維です。そこで今回は、順天堂大学医学部教授の小林弘幸(こばやし・ひろゆき)先生と料理研究家の牛尾理恵(うしお・りえ)さんに、「腸を元気にするオートミール」ついて伺いました。

レンチンしたオートミールはご飯のように食べられます。

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写真はふやかしたオートミールに納豆、しらす、青じそをのせたもの。

食物繊維や豊富な栄養素で腸内環境を整える

肺を鍛えて呼吸を深くすることは、自律神経を整え、腸内環境も良好にすることを説明してきました。

ここからは、食事で腸内環境を整えて免疫力を高めましょう。

「腸内環境を整えるには、発酵食品と食物繊維が欠かせません。みそ汁や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品はもちろん、食物繊維が豊富なオートミールを食事に加えるのもいいでしょう」(小林先生)

オートミールは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれており、腸内環境を整えるのに最適。

特に、水溶性食物繊維は、腸内細菌によって分解されることで善玉菌を増やす働きがあり、免疫力向上にも役立ちます。

粒が大きめなロールドオーツはご飯化に。

クイックオーツは軽食やデザートにおすすめです。

【次ページ:オートミールの種類や食べ方】

 

<教えてくれた人>
小林弘幸(こばやし・ひろゆき)先生
1960年生まれ。順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者。日本初の便秘外来を開設した腸のスペシャリスト。学生時代はラグビーに熱中、スポーツにも造詣が深く指導も。著書多数。

 
料理研究家
牛尾理恵(うしお・りえ)さん

栄養士、フードコーディネーター。病院での食事指導、料理研究家の助手、料理専門の制作会社を経て独立。『燃える!美やせスープ-鍋に入れてほぼ10分』(学研プラス)など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2021年9月号に掲載の情報です。
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