「体のお肉をスッキリさせたい!」なら、1分間おしりの筋肉を伸ばしてみませんか? 骨盤矯正パーソナルトレーナーのNaokoさん考案の「おしり筋伸ばし」は、整体・ストレッチ・筋トレの効果が期待でき、スピーディーにダイエットを成功に導いてくれるといいます。そんなNaokoさんの著書『1分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹!』(学研プラス)から、「おしり筋伸ばし」の基本トレーニングなどを厳選してお届けします。
B88・W62・H90のメリハリ!今が自分史上最高の体です
はじめまして。骨盤矯正パーソナルトレーナー&整体師のNaokoです。
現在41歳。3児の母ですが、今が自分史上最高の体だと感じています。
ハードな筋トレを行い、ストイックに体を鍛えているわけではありません。
ジョギングなどスポーツもしていません。
ボディトレーナーではありますが、子育てと仕事に忙しい毎日で、自分自身の体をケアできる時間は限られています。
それでも理想の体形をキープできている理由は、「おしり筋伸ばし」でおしりを整えているから。
おしりは体の土台です。
おしりが怠ければ、体がゆがみやすく、動かさない筋肉が多くなります。
そこに脂肪がつくのです。
逆にいえば、おしりさえ整えておけば、バランスよく筋肉を動かせるので、理想の体形を手に入れキープし続けることができます。
私は、30歳、35歳、40歳と5年で出産していますが、その都度14~15kg増えた体重を無理なく戻してきました。
特に「おしり筋伸ばし」のメソッドを確立した後の40歳の出産は、30歳の出産より10歳年を取りましたが、産後の体力回復も、体形の戻りも、一番スムーズ。
「おしり筋伸ばし」が、体にとって正しい方法だと確信できたのです。
今でこそダイエットと無縁の私ですが、20代のころは不規則な生活やストレスから、今より12kgも太っていた時期がありました。
O脚や外反母趾、腰痛、肌あれなどの悩みも多く、ぎっくり腰も2回経験し、整体院やジムに通い、何とか体重は落としたものの、不調は改善せず。
振り返ってみれば、負のオーラを発していたと思います。
本格的に体の勉強を始めたのは31歳のとき。
結婚、出産、母の介護、そして母の死と、めまぐるしい数年間を経たのちに、体を整え心をいやしてくれるヨガの魅力を知ったのがきっかけです。
何年もたまっていた心のよどみも、体のトラブルもスーッと消えていきました。
この素晴らしさを多くの人に伝えたいと養成学校に通い、トレーナーとして活動をスタートしました。
ところがいざ教室を開いてみると、生徒さんのお悩みに答えられないという場面に何度もぶつかったのです。
ヨガは素晴らしいメソッドだけれど、ダイエットやゆがみ、痛みやこりなど体の悩みを解決できる技術を多方面から学ぶ必要性を感じ、コアトレやピラティス、整体、エステなど、体を整えるためのさまざまな方法を学ぶことに。
勉強するうちに、「おしり」にスポットを当てると生徒さんは正しい動きができるうえ、非常に早く結果が出るということがわかってきました。
試行錯誤する中で、整体、筋トレ、ストレッチの効果でやせられる「おしり筋伸ばし」のメソッドを確立することができたのです。
体が硬い、運動習慣がない、これまで何度もダイエットに失敗してきた......。
「おしり筋伸ばし」なら、どんな人でも、自分史上最高の体に導いてくれるはずです。
おしり筋伸ばしとは......自力でできる「整体」!
整体+ストレッチ+筋トレのトリプル効果で早く確実にやせていく
おしり筋伸ばしの一番の特徴は、ゆがみを整える整体効果が高いことです。
整体院でゆがみを整えてもらうには、時間とお金が必要ですが、おしり筋伸ばしなら、それが自力でできるのです。
押してもらう力の代わりになるのが、自分の体重と意識。
動きとしては「伸ばす」なのですが、実は伸ばしているのと反対方向のベクトルに「押さえる」力も働かせ、押さえる意識を持つことで、人にやってもらうのと同じ効果を上げています。
この押さえる力が、筋トレにもなっているのがおしり筋伸ばしのすごいところ。
筋肉を気持ちよく伸ばすストレッチ、押さえる力による筋トレ、そして整体と、一つの動きに3つの効果があることで、するするとスピーディーにやせられるのです。
おしり筋伸ばしは......セルフ整体しつつ筋トレにもなる!
上の写真のポーズで骨盤調整する場合、人にやってもらうなら腰を押してもらう必要が。
おしり筋伸ばしなら、おしりと頭で引っ張り合う意識を持つことで同じ効果を狙います。
人の手を借りない分、自分の力を使うことになり、それが筋トレになるのです。
【次回】ぽちゃ腹の原因はおしり? 今すぐ試して「体のダラけ度チェック」/1分おしり筋を伸ばすだけ
「おしり筋伸ばし」の基本メソッドのほかにも、部分やせや不調改善、ダイエットを加速させるトレーニングも解説されています