「耳鳴り」は聴力低下のサイン!? 予防や改善のためにやってみたい8つの方法

静かなところにいると響いてくる耳鳴り。悩まされている方や、経験がある方も多いのでないでしょうか? 実は耳鳴りは聴力低下のサインといえ、特に注意すべき症状もあるそうです。今回は、東京医科歯科大学医 学部附属病院 耳鼻咽喉科教授の堤 剛(つつみ・たけし)先生に、「耳鳴りの予防や改善のためにやってみたいこと」を教えていただきました。

予防をするなら

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●テレビの音量、スマートフォンのイヤホンの音量は控えめに
大きな音は聴覚細胞にダメージを与え、難聴や耳鳴りの原因になります。音は控えめに。聴力低下を感じたらまずは受診を。

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●生活習慣病(特に高血圧など血管の病気)に気を付ける
高血圧などにより内耳の末梢血管が詰まり血流が悪くなると、聴覚細胞の減少につながります。規則正しい食生活を心がけて。

●日頃から内耳を守る
加齢などで失われた聴覚細胞は、蘇ることはありません。日頃から大音量を控えるなど内耳を守る生活習慣が大切です。

●耳垢をためない
耳垢は自然に外に出て排出される仕組みです。イヤホンなどによる耳の汚れなどで、たまることがあるので注意しましょう。

改善のためにやってみたいこと

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●補聴器を使用する
補聴器を適切に使用して音が聞こえるようになると、耳鳴りが治まるとの報告があります。音を正常にキャッチすることで耳鳴りが気にならなくなるようです。

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●音響療法TRT(耳鳴り順応療法)
耳に小型の機器を装着して耳鳴りよりもやや小さな音を出すことで、耳鳴りへの意識をそらす治療法。約5割の人は耳鳴りが改善したと報告されています。ただし自費診療。

●処方薬(医療用医薬品)
聴神経の興奮を抑えるための抗不安薬や、内耳の血流を良くするためのビタミン剤などが処方されるのが一般的です。

●漢方薬
八味地黄丸(はちみじおうがん)や当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など、耳鳴りに難聴が伴う、あるいはメニエール病のような病気が伴う場合で使い分けられています。

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取材・文/安達純子 イラスト/堀江篤史

 

<教えてくれた人>
東京医科歯科大学医 学部附属病院 耳鼻咽喉科教授
堤 剛(つつみ・たけし)先生
1992年東京医科歯科大学卒。獨協医科大学越谷病院耳鼻咽喉科准教授、埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科准教授などを経て、2015年より現職。めまい平衡医学や聴覚医学、耳科手術などが専門領域。

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この記事は『毎日が発見』2021年1月号に掲載の情報です。

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