「緑茶つまみ飲み」に「濃いめの緑茶うがい」。消化器内科の名医が実践する健康術とは

新型コロナウイルスの流行により、感染予防対策とともに、免疫力という言葉をよく耳にするようになりました。では、免疫力を上げるために、名医と呼ばれる医師はどのようなことを心掛けているのでしょう? 今回は、"血液サラサラ"提唱者の一人である栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原 毅先生が実践する健康術をご紹介します。

「腸内環境、血流、ストレス解消がカギ」

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[食事] 緑茶と高カカオのチョコで免疫力改善

"糖質ちょいオフ"を実践しています。

朝食は低糖質パンと野菜サラダ、昼食は米の少ない弁当、夕食は米を3割残す、という食べ方です。

緑茶をこまめに飲む"緑茶つまみ飲み"も習慣の一つ。

緑茶に含まれるカテキンには抗ウイルス・抗菌作用があり、カテキンの一種「エピガロカテキン」は免疫細胞のマクロファージ(白血球の一種)を活性化させ、免疫を改善することが期待されています。

急須で淹れるのが面倒なら、ペットボトルの緑茶でもOKですよ。

食前やおやつには1日約5枚の高カカオチョコレート(カカオ成分70%以上)。

血流改善・リラックス効果で体温が上昇し、免疫機能を増強するといわれています。

[運動] 筋肉量を増やして基礎代謝を向上

スロースクワットがおすすめ。

人間の筋肉の中でも最も体積が大きい太ももの大腿四頭筋を含む、下半身の筋肉を増やします。

5秒で腰を下ろし、5秒で立ち上がる、ゆっくりした動きが効果的で、朝晩各5回だけ。

ただ歩くだけでは、あまり運動にならないのです。

[習慣] 緑茶のうがいと入浴を欠かさずに

緑茶はこまめに飲むだけでなく、"濃いめの緑茶うがい"もしています。

また、いくら疲れていても毎日の入浴も欠かしません。

ぬるめ(39~40℃)、長め(15~20分)のお湯で、心身をリラックスさせる副交感神経を優位にすることが良い睡眠をもたらします。

[その他] 3つのポイントでリンパ球を活性化

新型コロナに感染したときに、軽症・重症を分ける理由の一つとして考えられるのが免疫の働きです。

免疫は何種もあり、ウイルス撃退に役立つのはリンパ球。

これを活性化し、全身を巡らせるために血流を良くすることが大切です。

①腸内環境を整える、②体温を上げて血流を良くする、③ストレスを解消して副交感神経を優位にする。

この3つがリンパ球を活性化する上で重要になります。

●栗原 毅先生の1日(スロースクワットは朝・晩2度)

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取材・文/岡田知子 イラスト/鈴木衣津子

 

<教えてくれた人>
栗原クリニック東京・日本橋院長
栗原 毅(くりはら・たけし)先生
北里大学医学部卒業。消化器内科医、日本肝臓学会専門医。東京女子医科大学消化器病センター、東京女子医科大学教授、慶應義塾大学特任教授などを経て、2008年より現職。著書に『中性脂肪を自力でみるみる下げるコツ』ほか。

この記事は『毎日が発見』2020年9月号に掲載の情報です。

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