いつまでも美しく、きれいでありたいなら大事にすべきは「口もと」。20年以上に渡り、女優やモデルの口もとを指導してきた口もと美容のスペシャリスト・石井さとこさんの著書『美しい口もと』(ワニブックス)から、歯や唇など口もとをきれいして若返るメソッドをご紹介します。
美しい口もとは美しい目もとをつくる
筋肉というと、手や脚、腹筋など身体の筋肉を想像しがちですが、顔も筋肉でできています。
私たちの目や口は顔の表情筋によって支えられているのです。
顔は32種類の表情筋で構成され、そのうち約7割が口もとの筋肉なのです。
中でも口まわりの筋肉「口輪筋」は、すべての表情筋とつながっているので、この筋肉を鍛えることで顔全体がハリのある若々しい印象になります。
反対に、口角が下がると、目もとや頰も下に引っ張られて下がってしまうということです。
口の筋肉は使わないとどんどん衰えていきます。
最近巷で耳にするのが「スマホたるみ」。
電車の中でもほとんどの人がスマホを見ています。
会話をしなくてもコミュニケーションが完結し、1日会話しなかったなんてことも......。
実は、これが一番の問題なんです。
会話をしないことで顔や口もとの運動量が減ると、口角下制筋や頰骨筋の働きが弱くなり、口もとがへの字にたるんでしまい、本格的な顔のたるみを引き寄せてしまうのです。
スマホばかり見てると気がついたら、口輪筋に刺激を与える「ぴよぴよぷーエクササイズ」でたるみを予防しましょう。
スマホなどの便利なツールは、たるみを引き寄せない対策を取りながら、うまく使っていきましょう。
ぴよぴよぷーエクササイズ
《こんな時に!》
・顔の下半分がもたついてきた
・ほうれい線が気になるようになってきた
《効果》
・だ液量を増加させる
・フェイスラインをすっきりさせる
・むくみ防止
・唇の老化防止
《ここが鍛えられます!》
・口まわり・フェイスラインの筋肉など
《やり方》
①唇をすぼませて「ぴよぴよ」
頰肉を思い切り吸い込み、くちばしをマネて唇をすぼめます。
そのまま唇を小鳥が「ぴよぴよ」とさえずるように上下に開けたり閉めたりを10回繰り返します。
Point:最初は動かせなくてもOK。何度か繰り返してみて!
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②「ぷー!」と勢いよく膨らませる。
大きく深呼吸して、唇をすぼませたまま両頰を「ぷー」と勢いよく膨らませて口輪筋をほぐします。
意外に難しいので覚えるまで繰り返してOK。
Point:頰を思い切り膨らませて!
【最初から読む】若返り&人生好転!プロが教える「口もとケア」のススメ
口もと美容のスペシャリストが、口もとをきれいにして、体や心を美しく保つための3つのレッスンが収録!