若い頃には考えられなかった変化が...。更年期を迎えたら受けたい「6つの検査」

顔から汗が止まらない、イライラが抑えきれない、 悲しくもないのに涙が出る...それは「女性ホルモン」が原因かもしれません。そこで、15年間婦人科に通い続けドクターと二人三脚で若年性更年期を乗り越えた葉石かおりさんの著書『死んでも女性ホルモン減らさない!』(KADOKAWA)より、女性ホルモンと更年期の関係や食生活、運動、心のケアについてご紹介します。

若い頃には考えられなかった変化が...。更年期を迎えたら受けたい「6つの検査」 pixta_19791086_S.jpg

更年期を迎えたら受けたい検査

更年期になると、女性ホルモンの減少にともない若い頃には考えられなかった変化がカラダの中で起こります。

私自身、40代前半まで、血液検査の数値はオールAといっていいほど、すべてが基準値内でしたが、50歳を間近に控えた時から中性脂肪が上昇、さらには甲状腺数値に異常が判明。

気持ちは若いつもりでいても、カラダの中は確実に変化していることがわかり、愕然としました。

更年期はカラダの潮目とも言えます。

「区や会社が実施する一般的な検査だけでなく、女性ホルモンの減少によって影響が出る骨密度、動脈硬化を診るための頸動脈エコーなども受けると安心です」と吉野先生。

悲しいかな、更年期はこれまで女性ホルモンの恩恵で守られてきた血管や骨にさまざまな支障が現れます。

定期的な検査をして「カラダのサイン」を見逃さないようにしたいですね。

《更年期に受けておきたい検査一覧》

1.ホルモン検査
血液検査によって女性ホルモン、ならびにFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の数値を見ることで、更年期、閉経が近いなどの状態がわかる。

2.甲状腺機能検査
血液検査でバセドウ病(甲状腺機能亢進症)、橋本病(慢性甲状腺炎)などの疾患がないかを調べる。

3.乳がん検診
マンモグラフィー、触診に加え、エコー検査も行うと安心。HRT治療の有無に関係なく年に一度の検査を心掛けて。

4.子宮体がん・卵巣がん検診
40代以降に最も増えるのが子宮体がんと卵巣がん。自治体の検診は子宮頸がんに限ったところが多いので自主的な検診を。

5.頸動脈エコー検査
頸動脈は脳へ血液を送る血管。エコーで動脈硬化の程度を調べる。脳梗塞、心筋梗塞の予防にも。

6.骨密度検査
骨を形成するカルシウム量を計測し、強度を調べる。

【まとめ】『死んでも女性ホルモン減らさない!』記事リスト

若い頃には考えられなかった変化が...。更年期を迎えたら受けたい「6つの検査」 81l-FPgF1BL.jpg

女性ホルモンと更年期の関係や、更年期での食生活・運動・心のケアなどが、3章にわたってわかりやすく解説されています

 

葉石かおり(はいし・かおり)
ラジオレポーター、週刊誌の記者を経て、エッセイスト、酒ジャーナリストに。年下婚、離婚などを経験し、各メディアにエッセイやコラムを寄せる。また、国内外でサケ・アカデミーを開講し、日本酒の伝道師・SAKE EXPERT の育成を行う。お酒と健康について、医師に取材した著書『酒好き医師が教える最高の飲み方』(日経BP 社)が13 万部を超えるベストセラーに。

shoei.jpg

『死んでも女性ホルモン減らさない!』

(葉石かおり/KADOKAWA)

つらい更年期をハッピーな「幸年期」に変えるのはケア次第なんです。著者が15年間婦人科に通い続けドクターと二人三脚で編み出した「女性ホルモンとの付き合い方」が、マンガを織り交ぜてわかりやすく紹介されています。女性ホルモンと更年期の関係や、食生活・運動・心のケアなど、更年期と向き合うためのヒントを教えてくれる一冊です。

※この記事は『死んでも女性ホルモン減らさない!』(葉石かおり/KADOKAWA)からの抜粋です。
PAGE TOP