ジェル剤に漢方、サプリ...ぜひ知ってほしい「更年期の治療はオーダーメイド」だということ。

顔から汗が止まらない、イライラが抑えきれない、 悲しくもないのに涙が出る...それは「女性ホルモン」が原因かもしれません。そこで、15年間婦人科に通い続けドクターと二人三脚で若年性更年期を乗り越えた葉石かおりさんの著書『死んでも女性ホルモン減らさない!』(KADOKAWA)より、女性ホルモンと更年期の関係や食生活、運動、心のケアについてご紹介します。

pixta_18099279_S.jpg

婦人科での治療はオーダーメイドで

女性ホルモンの減少によって起こる症状は十人十色。

私自身、長いことクリニックに通っていて思うのは、「更年期治療もオーダーメイド」ということ。

同じクリニックに通う友人の治療薬はジェル剤や貼り薬ですが、肌の弱い私は飲み薬。

一方、乳がんを患った人やHRTに抵抗のある人は漢方といった感じ。

さらにHRTはそれぞれのタイプで種類が細分化しています。

治療する方法は症状、血液検査、閉経の有無や、スタートする年齢によっても変わります。

私の場合は平均年齢よりも早く更年期症状が現れ、PMS(月経前症候群)がひどかったこともあり、低用量ピルから始めました。

女性のカラダは年を重ねるごとに変わっていきます。

定期的にクリニックに通い、医師と相談しながら治療のアップデートをしていきましょう。

更年期の主な治療方法

1.HRT(Hormone Replacement Therapy:ホルモン補充療法)

原則的にエストロゲンが低下した女性、閉経後の女性が対象。更年期障害、また閉経後の骨粗しょう症などに効果を発揮する。治療薬には、飲み薬、貼り薬、ジェル剤の3タイプがある。飲み薬より外用薬(貼り薬やジェル剤)のほうが、胃腸を通過しないため副作用は少ない。

① 飲み薬
1日1回、同じ時間に服用。ジェル剤や貼り薬などで肌がかぶれてしまう方向け。低用量ピルは、飲み薬のうちの一種。
※低用量ピル:原則的に閉経前の50 歳までの女性が対象

② 貼り薬
下腹部に貼るタイプの薬。皮膚から血液へ直接エストロゲンが吸収される。

③ ジェル剤
ジェル状で肌に塗るタイプの薬。貼り薬同様、皮膚から血液へ直接エストロゲンが吸収される。

2.漢方療法

HRT に抵抗のある方、また血栓症や乳がん、子宮がんなどを患った方向け。「三大漢方婦人薬」と呼ばれる当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)が有名だが、体質によって処方が変わる。煎じて飲むタイプ、顆粒状、粒状などがあり、メーカーも多種多様。

3.サプリメント

「命の母」「エクオール」を筆頭に、更年期症状を緩和するサプリメントが続々登場。ただし低用量ピルやHRTによる治療を既に行っている方は重複して使用する必要はありません。

【まとめ】『死んでも女性ホルモン減らさない!』記事リスト

81l-FPgF1BL.jpg

女性ホルモンと更年期の関係や、更年期での食生活・運動・心のケアなどが、3章にわたってわかりやすく解説されています

 

葉石かおり(はいし・かおり)
ラジオレポーター、週刊誌の記者を経て、エッセイスト、酒ジャーナリストに。年下婚、離婚などを経験し、各メディアにエッセイやコラムを寄せる。また、国内外でサケ・アカデミーを開講し、日本酒の伝道師・SAKE EXPERT の育成を行う。お酒と健康について、医師に取材した著書『酒好き医師が教える最高の飲み方』(日経BP 社)が13 万部を超えるベストセラーに。

*婦人科の病院検索のおすすめサイト
 

shoei.jpg

『死んでも女性ホルモン減らさない!』

(葉石かおり/KADOKAWA)

つらい更年期をハッピーな「幸年期」に変えるのはケア次第なんです。著者が15年間婦人科に通い続けドクターと二人三脚で編み出した「女性ホルモンとの付き合い方」が、マンガを織り交ぜてわかりやすく紹介されています。女性ホルモンと更年期の関係や、食生活・運動・心のケアなど、更年期と向き合うためのヒントを教えてくれる一冊です。

※この記事は『死んでも女性ホルモン減らさない!』(葉石かおり/KADOKAWA)からの抜粋です。
PAGE TOP