体のラインが気になるとダイエットしてはリバウンドする――その繰り返しの日々にそろそろ疲れていませんか? 実は、月にたった5日間の短期トレーニングをすれば、そもそもダイエットいらずの体質になれるそうです。そこで、モデルや女優が通うという大人気メディカルトレーナー・岩井隆彰さんの著書『5日だけトレーニング』(大和書房)から、モデルのMALIA.さんも実践しているという「ボディラインが変わる」メソッドを連載形式でお届けします。
きれいに痩せるための三食メニュー
5日間で体重も落としつつ、さらにボディラインをきれいにしたいという方は、ぜひトレーニングと一緒に食事メニューも実践してみてください。
次に挙げたのが「きれいに痩せるための三食メニュー」です。
朝:スムージー(果糖の割合を考えたビタミン摂取)
昼:動物性たんぱく質を100~200グラム+生野菜のサラダ
夜:炎症を抑える温スープ(植物性たんぱく質の摂取)
これを5日間続けていただきます。
5日間は炭水化物の摂取はひかえてください。
胃腸の吸収率が高まる朝イチに血流改善に必要なビタミンを摂取し、昼には消化にかかる時間を逆算して動物性たんぱく質を摂取。
夜は消化にいい植物性たんぱく質を摂取する、というのがこの食事法です。
消化時間から逆算して、内臓にも負担がかからないように考案されたメニューですので、ただ炭水化物を抜くだけ、などの自分流の食事法にならないよう気をつけてください。
朝のスムージーと夜のスープはご自身でつくっていただく必要がありますが、つくり置きして冷凍できますので、毎日つくる必要はありません。
また、昼は動物性たんぱく質(とくに豚しゃぶがおすすめ)とサラダの他に、糖質以外でしたら、何か動物性たんぱく質や植物性たんぱく質、スーパーフードなどを1品追加していただいてもかまいません。
なお、昼食はどうしてもコンビニご飯になってしまう、という場合でも、次のような食品であれば食べていただくことは可能です。
サラダ類やめかぶかもずくなどをサラダとして、そこに動物性たんぱく質としてゆで卵やシーチキン缶、かにかま、蒸し鶏などを組み合わせたメニューです。
とくに鶏の胸肉にはイミダペプチドというアミノ酸が豊富に含まれています。
精神的にも肉体的にもストレスからの回復に効果的でアンチエイジングにも効果がありますから、豚しゃぶが食べられないときにはいいでしょう。
その際、皮は外して食べるようにしてください。
逆にこの5日間、避けてほしい食品は、
・乳製品
・根菜類(夜のスープに入れたもの以外の根菜)
・ナス
・かぼちゃ
・ハチミツ
・ナッツ類
・糖質(炭水化物など)
・刺激物(アルコール・カフェイン・辛い物)
これらを守っていただければ、確実に内臓の負担が減って代謝が上がるため、体型が変わってきます。
それだけでなく、集中力は高まり、頭痛や肩こりなどの不調も改善されやすくなりますし、なによりむくみがとれますから顔がスッキリしてくるはずです。
また、食事改善4日目より「亜麻仁油」や「MCTオイル」「グラスフェッドバター」などの油分を、スムージーやスープに適量かけていただくことをおすすめします。
最初の段階から油分を積極的に摂取するよりも、4日目から摂取いただいた方が、肌ツヤのコンデション改善や美しいラインがつくりやすくなりますので、積極的な油の摂取は後半の2日間で行うことをおすすめします。
昼食のサラダで使うドレッシングは、ビネガーやオリーブ油やレモン、塩などをうまく用いて色々試してみてください。
少量を心がけていただければ、ドレッシングとしてのオイルの摂取はかまいません。
私のクライアントさんたちは、少量の塩とレモンを基本にして、MCTオイルや亜麻仁油などでリッチ感を楽しんでいるようです。
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