「最近、人の声が聞き取りづらくて・・・」その悩み、加齢によるものとあきらめていませんか? 実は、耳が遠くなるのは年を取った証拠ではないそうです。そこで、「難聴は治らないものではない」と言う聴力回復のエキスパート・今野清志さんの著書『耳は1分でよくなる!』(自由国民社)から、難聴の仕組みと薬も手術もいらない耳がよくなるトレーニング法を連載形式でお届けします。
チョッピング呼吸法
「チョッピング」というのは、「細かく刻む」という意味です。
息を思いっきり吸って、小出しに吐きだすことで、呼吸筋に負荷をかけて鍛えます。
呼吸筋がしっかり働くようになれば、深い呼吸ができるようになります。
また、息を止めながら吐きだすと、アウターマッスルである腹直筋だけでなく、インナーマッスルである、腹横筋と腹斜筋も鍛えられます。
腹横筋と腹斜筋は、内臓の位置を保持する役目がありますから、これらの筋肉を鍛えることで、胃腸を健康に保つ効果が期待できます。
さらに、こうした腹筋群が鍛えられることで、お腹の引き締めにもなります。
また、口から息を吐き出すときに、耳下腺を刺激しますので、唾液がよく出るようになります。
唾液の分泌が促されれば、食べたものの消化を助けますので、胃腸の働きを整えることにつながります。
○チョッピング呼吸法のやり方
(1)鼻から息を、吸えるだけ吸い込みます。
(2)「フッ、フッ」と、息を少しずつ、止めながら吐きだします。
(3)3回をワンセットとして、繰り返します。
[チョッピング呼吸法のポイント]
チョッピング呼吸法は、1日に何回やってもかまいません。
気づいたときに行うようにしてください。
1日50セットを目標にしてみましょう。
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