冬は特に保湿が大切。「乾皮症」を防ぐポイント

乾皮症を防ぐいちばんのポイントは保湿。
市販の保湿剤にはどんな種類があるのでしょうか?
また、選ぶ基準や、使用の際に気をつけるべきことなどは何位があるのでしょうか。
今回はひふのクリニック人形町院長・上出良一先生に乾皮症を防ぐポイントを教えていただきました。

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乾皮症、放置するとどうなる!?

乾皮症を悪化させると湿疹になってしまいます。

【第1段階】皮脂欠乏性湿疹

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ガサガサになる、白い粉を吹いたようになる、ひび割れができるなどして、痛みやかゆみが発生する。

【第2段階】貨幣状湿疹

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数mmから5cm大のコイン状の湿疹ができる。かゆみが強く、ただれやかさぶたが現れる。

【第3段階】自家感作性皮膚炎

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炎症部分のたんぱく質がアレルギーの原因物質となり、全身に湿疹が広がる。
※湿疹の症状が出たら、ステロイド薬による治療が必要。速やかに受診しましょう。

乾皮症のいちばんの対策は保湿!
市販の保湿剤を利用して

保湿剤は成分よりも、「形状」で選ぶとよいでしょう。
保湿剤はおもに水分、油脂、保湿成分でできています。
さらに、水分と油脂の含有量によって軟膏、クリーム、乳液、ローションなどの形状に分けられます。

油脂が多いほど保湿力が高いため、特に乾燥しがちな秋から冬には油脂の多い軟膏やクリームを。
夏は湿度が高いため、べたつかないローションを選択します。
乳液は、クリームとローションの中間くらいの保湿効果があるため、ローションでは保湿力が足りないと感じたら使用しましょう。

また、生活習慣の改善も必要です。「熱い湯には長くつからない」「入浴時に強く体をこすらない」「冬は加湿器を使う」などを心がけて。

乾皮症を防ぐためのポイント

①朝と入浴後の1日2回、保湿剤を塗って、水分を補給し、水分の蒸発を防ぐ。
②体を洗うときは、手のひらで優しく洗うなど、皮脂膜などがはがれないようにする。保湿効果のある入浴剤を使ってもよい。
③過度の暖房を避ける、加湿器を使うなどして、湿度50%を切らない環境を保つ。

乾皮症の段階では受診の必要はありませんが、2週間保湿しても改善しない場合や「かゆくて仕方がない」「じくじくしている」といった症状が現れたら、皮膚科を受診しましょう。治療では、赤みや発疹などを抑える「ステロイド外用薬」などが用いられます。

取材・文/東江夏海(デコ)

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<教えてくれた人>

ひふのクリニック
人形町院長
上出良一(かみで・りょういち)先生

1973年、東京慈恵会医科大学卒業。医学博士。日本皮膚科学会認定専門医。東京慈恵会医科大学客員教授。「アトピー性皮膚炎」「光線過敏症」「スキンケア」「褥瘡」についての論文多数。

この記事は『毎日が発見』2020年1月号に掲載の情報です。

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