コーヒー、ほうれん草、トマトジュース!?「のど」をケアする食生活のススメ

「のど」は、呼吸、飲み込み、発声という3つの重要な役割を果たしており、私たちが生きていく上で不可欠な器官です。同時に、外部から空気や食べ物を取り込む「のど」は、病原菌を遮る第一関門でもあります。「長生きしたければ、のどを鍛えましょう」と話す池袋大谷クリニックの大谷義夫先生に、「のど」をケアする食材について教えてもらいました。

科学的根拠のある食べ物を取り入れましょう

のどは食生活でセルフケアすることも可能です。エビデンス(科学的根拠)がある食べ物や飲み物がいくつかあるので、普段の食事に積極的に取り入れたいものです。

逆に、のどや内臓に負担をかけ、せきを誘発したり、症状を悪化させたりする食べ物や飲み物もあります。唐辛子などの香辛料をたっぷり使ったスパイシーな料理、熱い麺類、冷たいアイスクリーム、酢やレモン、炭酸飲料、アルコールなどには注意しましょう。

コーヒー

1912p048_04.jpg気管支拡張・抗炎症作用のあるカフェインを含み、のどに良い飲み物の代表格。はちみつ(下記)を加えて飲むのもおすすめです。

ブロッコリースプラウト

1912p048_03.jpg飲み込む力を高める葉酸が豊富で、誤嚥性肺炎のリスク軽減に。スルフォラファンという成分には気管支拡張作用もあります。

ほうれん草

1912p048_02.jpg葉物野菜には葉酸が多く含まれ、特にほうれん草に豊富。飲み込む力(嚥下力)を高めてくれる効果があります。

ヨーグルト

1912p048_01.jpg免疫バランスを整える効果があり、風邪やインフルエンザの予防に期待。はちみつ(下記)を入れればさらに効果的です。

トマトジュース

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含有するリコピン(老化を防止する抗酸化物質)の効果で、ぜんそくの症状改善が見られたという研究報告があります。

はちみつ

1912p048_07.jpg抗炎症作用、抗酸化作用があり、気道の炎症を抑えてくれます。医療用のせき止め薬より有効だという研究報告もあります。

青魚

1912p048_06.jpgn-3系多価不飽和脂肪酸(EPAやDHAなど)は、肺機能を高める効果がある成分の一つ。さばなどの青魚に多く含まれます。

りんご

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フルーツは抗酸化物質が豊富ですが、特にりんごは肺機能を高め、呼吸器の病気の予防に効果的だといわれています。

構成・取材・文/岡田知子(BLOOM) 写真/ PIXTA

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<教えてくれた人>

大谷義夫 先生

おおたに・よしお 池袋大谷クリニック院長。群馬大学医学部卒業後、九段坂病院内科医長、東京医科歯科大学呼吸器内科医局長、アメリカ・ミシガン大学留学などを経て、2009年より現職。呼吸器内科のスペシャリストとしてテレビや雑誌への出演も多い。『長引くセキはカゼではない』(KADOKAWA)など著書多数。

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この記事は『毎日が発見』2019年12月号に掲載の情報です。
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