昔は少し無理してもへっちゃらだったのに、最近、体のあちこちがギシギシする・・・。その悩み、体の内側にある筋肉「深層筋」を鍛えれば、短期間でもセルフケアができるそうです。そこで、6万人以上を治療してきた整体のプロ・片平悦子さんの著書『1日90秒でよみがえる! ガチガチの体がスーッと楽になる 深層筋ストレッチ』(あさ出版)から、わずかな時間で体調やプロポーションを維持できるストレッチ法を連載形式でお届け。病院や整体に行く前に、まずはトライしてみては?
深層筋ストレッチの基本ルール
では、実際に深層筋ストレッチを行ってみましょう。
「肩の深層筋ストレッチ」が3つ、「腰の深層筋ストレッチ」が3つ、計6つのストレッチがあります。
自分の姿勢が「猫背」「反り腰」「腰曲がり」、どのタイプに当てはまるかを確認してストレッチを選んでください。
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いずれのストレッチも90秒で実践できます。
ただ、「自分がどのタイプなのかわからない」「猫背だから肩の深層筋ストレッチをやるべきだけど、腰も痛い」という方は、続けやすそうな肩と腰のストレッチを1つずつ選んで1セットとし、1日1回1セットを目標にしましょう。
個人差はありますが、人によっては3週間過ぎた頃に変化を実感するはずです。
筋肉や筋膜のゆがみがなくなり、内臓もあるべき位置に収まることで、血流がよくなって、引き締まった体を手に入れることができます。
【猫背の人】肩の深層筋ストレッチ:90秒
肩1 起立ポーズ
肩2 着席ポーズ
肩3 仰向けポーズ
【反り腰 or 腰曲がりの人】腰の深層筋ストレッチ:90秒
腰1 起立ポーズ
腰2 着席ポーズ
腰3 仰向けポーズ
(例)肩1×腰2 肩3×腰3
どんな組み合わせでもOK!! 続けやすそうなストレッチを選ぼう。
起立×肩1の深層筋ストレッチ:90秒
肩の深層筋は肩甲骨から肩関節のすぐ下、上腕骨の上部にぐるりと付いています。
その部分を十分動けるようにするストレッチを行うことで、慢性的な肩こりも一緒に解消できます。
近くに壁があるときは、立ったままの状態で力を抜いてストレッチしましょう。
起立×腰1の深層筋ストレッチ:90秒
腰の深層筋は鼠径部(太ももの付け根)のすぐ下に付いています。
1日中座りっぱなしだと、腰の深層筋はたるんで縮んだまま。
筋肉は正しい位置にあるときに伸縮が自在です。
腰の縮んだ深層筋を伸ばすと腰が軽くなり、良い姿勢を保ちやすくなります。
※そのほかの深層筋ストレッチの方法は、『1日90秒でよみがえる! ガチガチの体がスーッと楽になる 深層筋ストレッチ』で紹介されています
撮影/河上真純 モデル/谷 朱織
90秒でガチガチの体が軽くなる「深層筋ストレッチ」記事リストはこちら!
ストレッチ方法は写真でわかりやすく解説。肩と腰の2カ所を「起立・着席・仰向け」の3パターンで教えてくれるから、自分の楽な姿勢でできるのもうれしいです