インフルエンザや風邪の予防、生活習慣病のリスク低下、さらには美容にもいい「飲み物」があるのをご存じでしょうか。それは普段から飲まれる方も多い、「紅茶」です。「13の効能がある」という紅茶のスペシャリスト・斉藤由美さんがまとめた著書『紅茶セラピー 世界で愛される自然の万能薬』(ワニブックス)から、健康のために取り入れたい「紅茶のレシピと飲み方」を連載形式でお届けします。
免疫力を上げる、温活紅茶レシピ じんわり温まる「ペッパーロイヤルミルクティー」
ロイヤルミルクティーは、牛乳の分量が液体の約半分かそれ以上という濃厚タイプのミルクティーのことで、日本で名付けられたメニューです。
濃いめにいれた紅茶に好みの分量の牛乳を加える通常のミルクティーとは異なり、たっぷりの温かい牛乳の中で茶葉を抽出するため、味わいも濃厚かつ、まろやか。
牛乳がほかの食材の味わいをまろやかにしてくれるので、スパイスとの相性も抜群です。
ブラックペッパーは、家庭での常備率も高い身近なスパイスの代表格。
しかも、血流をよくする効果があるため、冷え性改善にも効果的な食材です。
紅茶の持つ「温」の効果と合わせると、相乗効果が期待できますね。
飲んだときの風味はそれほどペッパーの強さは感じませんが、次第に深いコクを感じ、じんわりと体の中から温まってくることがわかる、おすすめ温活レシピです。
材料(約2杯分)
ティーバッグ......3袋(できあがりの杯数+1袋が目安)
牛乳......200㏄
水(または湯)......200㏄
ブラックペッパー(あらびき)......小さじ1
作り方
1.片手鍋に牛乳と水(または湯)を入れ、火にかけます。
2.ティーバッグはあらかじめ小鉢などに入れ、湯(分量外)をかけて浸しておきます(ティーバッグが湿る程度)。このひと手間で、紅茶の成分が抽出されやすくなりますので、大切なポイントです。
3.沸騰直前に1を火から下ろします。2を、浸した湯ごと加え、そこにブラックペッパーを入れ、フタをして3~4分蒸らします。
4.時間になったら、ティーバッグを引き上げ、全体が均一になるように上下左右に軽く振ってから取り出します。カップに注いで、できあがり。
*グラニュー糖やハチミツなどの甘味料を加えると、よりコクが増した味わいになります。
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体に与える13の効能から、すぐに使えるアレンジレシピまで、全9章にわたって「紅茶」の全てが語りつくされます