1日3セットで股関節が軟らかくなる!「8の字腰回し体操」

全身の健康を保つには、腎(主に腎臓+副腎)を元気にすることが重要です。西洋医学と東洋医学を融合させ、心と体の健康増進を支援する「スプリンカムプロジェクト」で活躍中の岡山大学病院(脳神経内科)病院講師の菱川望先生と、ヨーガ講師の高橋依子さんに、腎を活性化し、股関節を軟らかくしてくれる体操についてお聞きしました。

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腰を回す、反らすで腎を活性化して健康に

腎(主に腎臓+副腎)の働きを活性化するには、「あー、うー、んー」と深い呼吸をしながら、おなかをねじる運動を取り入れた「あうん体操」が効果的です。

「腎の健康は、あらゆる臓器に影響を及ぼし、全身の健康に関わります」と、菱川望先生。

腎には"体内の老廃物の排出"や"水分量の調整""ホルモンの分泌と調整""血圧のコントロール"など、さまざまな役割があります。

「腎をケアすることは、上手に年を重ねる方法の一つです。腎を刺激する体操や良質な睡眠、深い呼吸、体を冷やさない食事などで腎を元気にして、不調にならない体づくりに取り組みましょう」(菱川先生)。

体操することで腎の働きは活性化します。

なかでも、腰を回す、反らす、背骨を伸ばすなど腎とつながる腰周りへの刺激は、腎の働きを促すのに効果的。下で紹介する「8の字腰回し体操」では、背すじを伸ばした状態で腰を回すのがポイント。体は多少前傾になってもかまいません。

「8の字腰回し体操は、背骨周りの筋肉を強化したり、股関節の柔軟性のアップにも役立ちます。"んー"と言いながら腰を反らせることでしっかりと息を吐くことができ、姿勢を戻すときに自然と深く息を吸い込めます」と、高橋依子さん。

体操は最初からうまくやろうとしなくて大丈夫。慣れるまでは、鏡を見ながら「あー」「うー」「んー」とゆっくり声を出して行うといいでしょう。

股関節を軟らかく! 腎を活性化する「8の字腰回し体操脚」
(3セット)

期待できること
●腎の働きが活性化する
●おなか周りスッキリ
●呼吸が深くなる
●股関節が軟らかくなる

基本姿勢

1909p119_02.jpg足を肩幅より広めに開いて立ちます。手は腰に添えましょう。

◎ここがポイント!
腰を回す
腰を左右に回すことで、背骨周りの筋肉が強化され、柔軟性も高まります。また、腎が刺激され、腎の活性化も期待できます。

体を動かすときは、「あー」「うー」「んー」と、ゆっくり長めに声を出しましょう。

1909p119_01.jpg腰を回すときは、背すじを伸ばすことを意識しましょう。

(1)「あー」とゆっくり声を出しながら、腰を右方向に回します。上半身は動かないよう、腰を意識して回します。1909p119_03.jpg

(2)「うー」とゆっくり声を出しながら、腰を左方向へ回します。

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(3)腰の後ろに手を当て、 「んー」とゆっくり声を出しながら、腰を前に突き出します。顔は天井を見上げましょう。

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こちらも試して!「天をあおいで深い呼吸を」

「体を反らして上を仰ぎ見ることで、胸が開いて深い呼吸がしやすくなります。深い呼吸をすることで、内臓が刺激され、腎の働きも活発になります」(高橋さん)。
1909p118_01.jpg2回目は「うー」と、3回目は「んー」と、腕を下ろすときに言いながら行うと、さらに効果的です。

息を吸いながら両腕を頭の上に伸ばし、天井をあおぎ見ます。息を吸いきったら、「あー」と言いながらゆっくり腕を下ろします。

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取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦

 

<監修>

菱川 望(ひしかわ・のぞみ)先生

岡山大学病院(脳神経内科)病院講師。西洋医学と東洋医学を融合させ、心と体の健康増進を支援する「スプリンカムプロジェクト」での講演活動にも注力。

 

<運動指導>

高橋依子(たかはし・よりこ)さん

カリフォルニア州(AUCM)認定アーユルヴェーダ医療(東洋医療)開業医資格、ヨーガ講師。菱川先生とともに、「スプリンカムプロジェクト」に取り組んでいる。

この記事は『毎日が発見』2019年9月号に掲載の情報です。

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