血流が良くなり便通改善も!股関節を刺激する「両脚反らし体操」

全身の健康を保つには、腎(主に腎臓+副腎)を元気にすることが重要です。西洋医学と東洋医学を融合させ、心と体の健康増進を支援する「スプリンカムプロジェクト」で活躍中の岡山大学病院(脳神経内科)病院講師の菱川 望先生と、ヨーガ講師の高橋依子さんに、腎を活性化させる体操についてお聞きしました。

pixta_38228926_S.jpg腰回りや腸を刺激して体の中の老廃物を排出

暑さが厳しくなり、「だるい」「疲れる」と感じている人は、腎をいたわってあげることが大切です。今回ご紹介する「両脚反らし体操」は、脚を反らすことで腰回りや腸が刺激されて、腎の働きが活発になります。

「うつぶせの状態から脚を上げて反らせることで腸が刺激され、全身の血流が促され老廃物を排出しやすくなります。また、内臓を刺激することで消化機能が活性化し、おなかの張りや便秘の予防・改善に役立ちます。脚を上げながら息を吸い"あー、うー、んー"と声を出しながら、姿勢を保ちます。声を出すことで深い呼吸ができます」と、高橋依子さん。

脚を反らせるときに勢いをつけ過ぎると腰を痛める原因となります。全身が心地良く伸びる感覚を意識しながら、ゆっくりと行いましょう。食後を避け、おなかが軽い状態のときに行うのがおすすめです。

脚を上げて、股関節を刺激「両脚反らし体操」

【期待できること】
 ・血流が良くなる
 ・便通改善
 ・下半身の強化
 ・姿勢の改善

【基本姿勢】

1908p117_3.jpg床にうつぶせになり、額を床につけます。脚は腰幅に開き、両手を太ももの付け根にあるそけい部に当てます。

◎ここがポイント!
脚を反らす
そけい部に手を当てて脚を反らすことで、リンパが刺激されて老廃物が排出されやすくなります。また、腸が刺激されて、便通改善にも役立ちます。

無理に脚を高く上げようとせず、つま先を遠くに伸ばしながら脚を持ち上げるように行いましょう。

1908p117_1.jpg

両手の親指を内側に入れて握り拳を作り、そけい部(太ももの付け根のビキニライン)の真ん中に当てます。

1908p117_2.jpg

脚を上げている間は、「あー」「うー」「んー」と、ゆっくり長めに声を出しましょう。

(体操のやり方)
(1)息を吸いながら左脚を上げます。脚を上げたまま、「あー」と長めに声を出し、姿勢をキープします。ゆっくり脚を下ろします。1908p117_4.jpg

(2)息を吸いながら右脚を上げます。脚を上げたまま、「うー」と長めに声を出し、姿勢をキープします。ゆっくり脚を下ろします。1908p117_5.jpg

(3)息を吸いながら両脚を上げます。脚を上げたまま、「んー」と長めに声を出し、姿勢をキープします。ゆっくり脚を下ろします。1908p117_6.jpg

腎臓を活性化!その他の「あうん体操」記事リストはこちら

取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 

 

<監修>

菱川 望(ひしかわ・のぞみ)先生

岡山大学病院(脳神経内科)病院講師。西洋医学と東洋医学を融合させ、心と体の健康増進を支援する「スプリンカムプロジェクト」での講演活動にも注力。

 

<運動指導>

高橋依子(たかはし・よりこ)さん

カリフォルニア州(AUCM)認定アーユルヴェーダ医療(東洋医療)開業医資格、ヨーガ講師。菱川先生とともに、「スプリンカムプロジェクト」に取り組んでいる。

この記事は『毎日が発見』2019年8月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP