大腸の内視鏡検査は体に負担が大きいと聞きましたが...?/大腸がんの常識・非常識

40歳過ぎから発症率が高まる大腸がん。いろいろな噂が飛び交って、中には事実とは事実と違う情報もあるようです。そこで、大腸がんの第一人者である玉川病院外科部長、東京医科歯科大学特命教授、安野正道先生に「誤解しやすい情報」について教えてもらいました。

pixta_49962713_S.jpg

【質問】大腸内視鏡検査は体に負担が大きいような気がします

 

【答え】最近では患者さんの体に最小限の負担しかかかりません

大腸内視鏡検査は、症状があったり便潜血検査で便に血液が混ざっていることが分かったときに、精密に大腸の中を調べるために行うものです。デジタルシステムの内視鏡を肛門から入れ、大腸全体を観察する検査です。 

技術の進歩により、最近では細く、柔らかく作られ、腸内でしなやかな動きが可能な内視鏡が開発されており、体への負担も軽減されています。痛みを感じにくくする薬剤を投与してから検査をすると、ほとんど痛みを感じません。

もしポリープ(腺腫)が見つかった場合に、必要があればその場で内視鏡で切除することもできます。検査の前に下剤を飲んだり、食事制限があるのは少し面倒ですが、大腸がんが疑われた場合には、しっかりと内視鏡検査を受けておく必要があります。 

大腸がんの発症率が高まる40代、50代になったら一度、大腸内視鏡検査を受けておくのもおすすめです。

ほかにもCT検査や、錠剤のように内服して大腸内のようすを小型カメラで撮影するカプセル内視鏡などの検査もありますが、受信できる医療機関が限られ費用もかかり、ポリープを発見してもすぐに切除することができません。

その他の「大腸がんの常識・非常識」記事リストはこちら!

取材・文/宇山恵子

 

<教えてくれた人>

安野正道(やすの・まさみち)先生

玉川病院外科部長、東京医科歯科大学特命教授。 正確かつ迅速な診断と、適切な治療がモットー。

この記事は『毎日が発見』2019年7月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP