便秘になると太りやすくなるってホント?「腸活」のギモン

「最近やせにくくなってきた」「手足のむくみが気になる」・・・。実はこうした悩みは「腸の健康」を保つことで、解決できるかもしれません。というのも腸は、食べ物を消化吸収して便を作るほか、質のよい血液をつくる工場のような役割も果たしているからです。そこで、日本で初めて「便秘外来」を開設した"腸のスペシャリスト"による話題の書籍から、「腸」が本来のチカラを発揮してくれる「1分でできるメソッド」を連載形式でお送りします。

※この記事は『医師が教える 1分腸活』(小林弘幸/自由国民社)からの抜粋です。

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Q 腸のトラブルを抱えると、体にどんな影響が出やすくなりますか?

A いちばんは便秘ですね。患者さんを見ていてもすぐにわかります。顔や体のむくみや体臭、口臭などの特有の"便秘オーラ"が出ますから。また、お腹が張って、下腹部もぽっこりしていてつらそうな人もいます。それだけではありません。腸の中に便を長く留めておくことで、有害物質が発生して、大腸がんなどの腸のいろいろな病気を引き起こします。さらに有害物質が腸から吸収され、血液によって全身に運ばれることで、肌トラブル、肩こり、冷え性、免疫力の低下、また、うつなどにもなりかねません。

Q 便秘になると太りやすくなるというのは本当ですか?

A 本当です。便秘になれば、腸はむくんだり、伸びて垂れ下がったりします。先ほども述べましたが、血流がとどこおってしまうと、本来全身の細胞にまんべんなく運ばれるはずの栄養成分などが、皮下の脂肪組織などにたまり、太りやすくなってしまいます。また、腸には老廃物もたまりやすくなり、約3キロくらいの宿便があるといわれています。宿便をスッキリさせ、便秘を改善することで、腸が軽くなり、お腹まわりのたるみも消え、引き締まった体に戻ります。

Q 女性に便秘の悩みが多いのはなぜですか?

A 便秘はストレスや運動不足、不規則な生活、食習慣などが原因で起こります。女性が便秘になりやすいのは、ダイエット目的で食事制限をする人が多いこと、お腹のまわりの筋肉が弱いこと、女性ホルモンの作用、などが原因と考えられます。とくにお腹のまわりの筋肉が弱いと、便を押し出す力が弱いため便秘になりやすいのです。

高齢になると、この筋肉が衰え、男女とも便秘になりがちです。便秘を改善するには、腸の周辺ある筋肉を鍛えることが大切です。本書でも紹介したストレッチのほか夕食後30分ぐらいのウオーキングが効果的です。

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腸の秘密から、腸が喜ぶ習慣やストレッチまで、すぐできる「腸活」をわかりやすく紹介

 

 

小林弘幸(こばやし・ひろゆき)

1960年、埼玉生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経の第一人者としてプロスポーツ選手、アーティスト、文化人のパフォーマンス・コンディショニングの向上指導に携わる。また、順天堂大学に日本で初めての便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”。「聞くだけで自律神経が整うCDブック」「医者が考案した長生きみそ汁」などベストセラー多数。「ごごナマ」(NHK)や「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)など、メディア出演も多数。

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『医師が教える 1分腸活』

小林弘幸自由国民社

「腸を整えると、人生が超変わりますよ」。そんな、腸の名医による“腸活”本の決定版。毎朝“腸スイッチ”をオンにして、健康も美容もすべて解決。そんな「1分でできる元気な腸づくり」のアドバイスが満載です!!

※この記事は『医師が教える 1分腸活』(小林弘幸/自由国民社)からの抜粋です。

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