いつ?どこで穫れる?函館の新名物「ガゴメ昆布」の豆知識

函館周辺の限られた海域でのみ生育するガゴメ昆布。元来、やっかい者とされてきたガゴメ昆布ですが、近年はその健康成分の豊富さや強力なねばり、そしておいしさで人気を集めています。ガゴメ博士と親しまれる、北海道大学 大学院水産科学研究院・水産学部 教授の安井 肇先生に、ガゴメ昆布の知られざる魅力を伺いました。

いつ?どこで穫れる?函館の新名物「ガゴメ昆布」の豆知識 1907p101_3.jpg「近年は養殖にも取り組んでいる」という函館市漁業協同組合の岩田和晴さん

 
表面は凹凸、収穫年は2m以上に!ねばりの正体は、海藻由来の食物繊維

強力なねばりに含まれる健康成分の豊富さから、近年、人気を集めているガゴメ昆布。その生長や特長についてご紹介しましょう。

 

■どこで穫れるの?

函館の東海岸が最大の漁場です
函館の東海岸は、北から流れてくる親潮と呼ばれる寒流と、南から流れてくる黒潮と呼ばれる暖流が交じり合う特殊な海域。そのため、通年、水温が5~ 19℃程度に保たれており、ガゴメ昆布の生育に適しています。

 

■いつ穫るの?

収穫に最適なのは2年目! 多年生の海藻です
いつ?どこで穫れる?函館の新名物「ガゴメ昆布」の豆知識 gagome.png

 

■これがガゴメ昆布!
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●1年で2.5mに
収穫に適する2 年目のガゴメ昆布は、1 年で2~ 2.5 mの大きさにまで成長します。

●表面は凹凸
葉の一面に複雑な凹凸模様を持ち、その籠の目のような姿から「ガゴメ昆布」と呼ばれるようになりました。

●切ると、とろとろ
強いねばり成分の正体は、海藻由来の優れた食物繊維。フコイダン、アルギン酸、ラミナランと呼ばれる水溶性の多糖類で、中でもフコイダンの含有量は真昆布の約2 倍!

 
■ガゴメ昆布の発見と進化

1902(明治35)年/札幌農学校(現・北海道大学)の宮部金吾博士により発見。しかし、当時は真昆布の生育をじゃまする雑草という認識だった。

2000(平成12)年はじめごろ/安井先生の研究により、ガゴメ昆布のねばりの正体はフコイダン、アルギン酸、ラミナランと判明。健康効果の高さに注目が集まり、全国的に知られるように。

2018(平成30)年/北海道大学大学院水産科学研究院の海藻栽培技術を利用して生産した「北大ガゴメ」が登場。フコイダンの含有量は天然ものの約2 倍、真昆布の約4 倍に。北大石鹸、美容液などを大学認定商品として販売。

いつ?どこで穫れる?函館の新名物「ガゴメ昆布」の豆知識 A9R1g55wom_yim7j8_h8.jpgガゴメ昆布の収穫は夏

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取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/富田桃子 写真協力/北海道マリンイノベーション株式会社

 

<教えてくれた人>

安井 肇(やすい・はじめ)先生

北海道大学大学院水産科学研究院・水産学部 教授。専門分野は海藻学。昆布など大型海藻類の生物学の専門家として長年研究を行っている。講演活動などを通してガゴメ昆布の魅力を広く発信中。

ガゴメ昆布を試してみたい人はこちら!

紹介しているガゴメ昆布は、毎日が発見ショッピングでお取り扱いしています。しかも、北海道大学で研究され、独自の栽培技術で育てられた「北大ガゴメ」は、フコイダンが最も増える成長期に収穫するので、天然ものに比べてフコイダン量が約2倍!真昆布に比べると約4倍も多い優れものなんです。

今回紹介する商品は毎日が発見オリジナル。ひとつまみをそのままおみそ汁にいれても、酢の物にも使いやすい細切りタイプに仕上げました。

 

毎日が発見オリジナル
北大ガゴメ細切り昆布 3袋
2,940円(税込)

内容量:1袋あたり25g
賞味期限:製造日より常温1年
特定原材料:なし 原料原産地:日本
製造国:日本
                    (商品番号)M1971-98100
※エビ、カニ類が混ざる可能性がある方法で収穫しています

 

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スープに手軽に加えられます

 

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0120-325-085(9~18時、通話料無料)

この記事は『毎日が発見』2019年7月号に掲載の情報です。

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