正しい立ち姿勢、知っていますか? 正しい姿勢で立つためにはかかと同士が合って、つま先が少しハの字に開き、内ももがしっかり合っている必要があります。O脚やX脚を改善し、内ももの筋力を強化するとともに、ヒップアップ効果もあるストレッチを、リンパティック・ストレッチ考案者の前新マミ先生に教えてもらいました。
内ももを鍛えて美しい立ち姿に
正しい立ち姿勢とは、頭からかかとまで真っすぐに重心が通っている状態です。この姿勢だと腰やひざ、足首などに余計な負担がかからないので、ひざや腰の不調にもつながりにくくなります。
O 脚の人はお尻が出ていたり、骨盤が後傾していて重心がズレていたりします。X 脚の人もお尻が出ていて、脚の外側や足首への負担が大きく、やはり重心がズレています。どちらの場合も、ひざや足首に常に無理な力が加わっています。脚の使い方を正していくと、美しい姿勢で立つことができるようになります。
また、内ももはもともと筋肉が少なく緩みやすい場所で、緩むとO脚の原因にもなりやすく。X脚の人も、やはり内ももが緩んでいてひざ下が外に開いています。立った時にかかととかかとが合わないので正しい姿勢を保てません。うつぶせになると合わせやすくなります。
正しく筋肉を使って美しい立ち姿と脚線美を目指しましょう!
X締めストレッチ(4回)
内ももや脚の後ろ側の筋肉が落ちていると、足首を交差するのがなかなか難しい人もいるかもしれません。続けているうちに、しっかり交差して脚も上がるようになります。
1 うつぶせになる
うつぶせになってつま先を伸ばし、手はあごか額の下に置きます。
2 足首を交差する
つま先とひざを伸ばしたまま、足首を交差させ、内もも同士をギュッと締めます。脚を上げる高さよりも、脚からお尻にギュッと力が入っていることが大切です!
3 脚を上げる
脚とお尻に力が入っていることを意識して、そのまま脚を上げていきます。足を組み替え、同様に行います。ひざを曲げて行うと、内ももやお尻への効果はありません。
取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange