日本人になじみの深いみそ汁。「具をたくさん入れるとおかずにもなるうえ、具から旨みが出ておいしくなります。ボリュームもあるので、ご飯とみそ汁だけで満足できますよ」と、料理研究家の瀬尾幸子さん。ビタミンや食物繊維もとれる、具だくさんみそ汁がおすすめの理由を教えてもらいました。
冷蔵庫にある野菜や好みの食材で
具だくさんみそ汁の作り方は、とっても簡単。具を切って煮て、みそを溶けば、できあがり! みそ汁作りに特別な技もコツも不要です。また、どんな野菜でも合うので、野菜をたっぷり食べられるのもいいところです。
野菜を多く入れるとビタミンや食物繊維が豊富に摂取できて、健康効果も期待できるのもうれしい点。お好みのみそで楽しみましょう。
好みのみそで作ってみましょう
みそはどんな具でも味が決まる"包容力"のある調味料です。だからこそ、大豆と塩と麹だけで作った本物のみそを使いたいもの。みそ汁には好みのものが1種類あれば十分ですが、味の異なるものと使い分けてもいいでしょう。
みその種類は原料の麹の違いによって「米みそ」「麦みそ」「豆みそ」に分類されます。好みのみそを見つけてみましょう。
[米みそ]
大豆、塩と米麹で作られたみそ。最も多く食べられている。白みそも米みその一種。
[麦みそ]
麦、大豆、塩と麦麹で作られたみそ。中国・四国・九州を中心に生産される。
[豆みそ]
大豆と塩が原料。八丁みそが有名で、中部地方を中心に生産される。
かぼちゃは煮崩れるぐらいよく煮るとおいしい
「かぼちゃ+厚揚げ+ブロッコリーのみそ汁」
1人分184kca l塩分2.5g
【材料】(2~3人分)
かぼちゃ...1/8個(150g)
絹厚揚げ...1枚
ブロッコリー...1/4個
だし汁...3カップ
みそ...大さじ3
【作り方】
1 かぼちゃは1㎝幅のくし形に切る。厚揚げは一口大の長方形に切る。ブロッコリーは小房に分ける。
2 鍋にだし汁を煮立て、1 を入れて煮る。
3 具がやわらかくなったらみそを溶き入れ、ひと煮立ちしたら火を止める。
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取材・文/細川潤子 撮影/貝塚 隆 エネルギー計算/スタジオ食