食べないことが身体を回復させる!? 正しい体調管理で前向きな人生を/最強の体調管理

最近イライラすることが増えた、人の話をしっかり聞けなくなった、「つい」口が滑ってしまうことが増えた......。こんな行動が気になってきたあなたは、もしかしたら「老け込み度」が高くなっているのかもしれません。
こうした「老け込み」から回復する方法はあるのでしょうか?実はその秘訣が「東洋医学」にありました!国内屈指の鍼灸師が教える「中長期的な体調管理」の方法を、セルフメンテナンスの具体例を交えてたっぷりご紹介します。

※この記事は『世界基準のビジネスエリートが実践している 最強の体調管理』(中根 一/KADOKAWA)からの抜粋です。

pixta_42043579_S.jpg前の記事「イライラ・わがまま増加は要注意。 理性の衰え=身体の衰えです/最強の体調管理(5)」はこちら。

 

体調管理の基本は「足し算」ではなく「引き算」

基本的な身体のスタミナは、30歳までで決まると言われています。身体のスタミナを若いうちにしっかり貯蓄して、さらに倹約するのがベスト。若いうちにしっかり貯蓄しても、浪費すればすぐに破産。このスタミナの考え方は資産運用の考えと似ています。若いうちに貯蓄できていなくても、ちゃんと倹約すればベター。若いうちに貯蓄ができていないくせに、浪費癖もあれば......どうしようもありません。

周りを見渡していただくと、一見身体が弱そうに見えて、長生きしている高齢者の方々がいらっしゃることでしょう。

なぜ、彼らは長寿を手に入れることができたのでしょうか。逆に、運動神経抜群の人が、突然死に見舞われるケースもよく耳にします。たとえ、体力気力が優れたとしても、体力気力を無駄に消費する生活を続けていると、健康寿命には逆効果だと言えるでしょう

 

何も食べないほうが回復につながる

30代まで、夜更かしをし、お酒を飲んで身体を酷使した生活を送ってきたとしても、東洋医学には、効果的な体調管理で、老け込むスピードを緩やかにすることができる知恵があります。

それが「養生」という生活習慣で、体質別に「いい休息」の取り方を教えているのです。年をとるごとに現れる「腎虚体質」の方にも取り入れてほしい休息法です。例えば、皆さんは、疲れを感じた時、どう対処しようとするでしょうか?

たいていの方は、パワーの源になるような食事をとって回復させようとします。

実は東洋医学から考えると、これは逆効果になります。もちろん、体力を補うための食事はありますが、この方法が効果的なのは、それほど疲れていない人や基礎体力がある人だけです。

そもそも、老け込み症状が出て、パフォーマンスが落ちている人は、胃腸が弱っているため、食べ物を消化する体力が働いていません。

東洋医学が考える「いい休息」とは、栄養を補給するだけではなく、引き算の発想も大切にしています。つまり、「何も食べないこと」がかえって、身体の機能を回復させることにつながるのです。

食べるということは人にとっては、「体力が要る仕事」だと知っておきましょう。人は疲れると眠くなります。腎の働きを回復させるための反応です。覚醒している間にずっと働き続けている脳を休ませて記憶の整理をさせている間に、成長ホルモンを分泌して、酷使した身体をメンテナンスする時間でもあるのです。また、自律神経もリラックスモードに入り、心臓の働きをスローダウンさせる時間でもあります。これらのリセット機能を一言で表現しているのが、東洋医学で言う「腎の働き」なのです。

ですから、時に、効率よく体力の地固めをするためには、腎の働きを休息させてあげるのが、体調管理には一番という選択になるのです。

 

 

体調管理をすると前向きな気持ちで生きられる

「いつまでも若々しくありたい」という気持ちは、人として自然な願望です。若々しさの定義は、人によりマチマチでしょうが、少なくとも誰かの世話にならずに、死ぬまで健康的な人生を歩みたいと考えることは大切なことです。

 

いくつになっても格好いい、ウェルエイジングな生き方を目指す!

私が提案するハイパフォーマンスを維持する体調管理は、けっして、「加齢をなかったことのように見せる処置」ではありません。人は当然、老います。しかし、いつも体調管理を怠らない生活をすることで、年齢を意識することなく日々を楽しむ「ウェルエイジングな生き方」ができる事を知っていただきたいのです。

これはアンチエイジングとは少し異なります。たとえ顔にシワやシミがあったとしても、姿勢よくシャキッとした立ち姿やキレのよい身のこなしができるハリウッドスターのジョージ・クルーニーを、誰が「老けていて格好悪い」というでしょうか。

 

心も身体も若々しいエグゼクティブは身体と向き合っている

ある一定の年齢からは心のあり方と、身体への向き合い方のギアチェンジが必要だということです。年齢とともに、身体が欲求することが変わるのです。その変化を恐れず、また変化を無視するのでもなく、変化に上手に乗り、豊かな老いを積極的にデザインしていく姿勢が、心も身体も若々しい状態を作っていくのではないでしょうか

老いていく自分を見て見ぬ振りをせず、老いと向き合い、老いをセルフケアしていくことで、「前向きな人生をデザインしていく生活」ができます。今の自分をもっと元気にすることができれば、10年後の自分もきっと元気にいられるはずです。

不思議なことに、「あ?、疲れたな」と感じ始めるようになるだけで、人は思考が後ろ向きになり、表情が冴えなくなり、姿勢は猫背という負の連鎖が始まります。心も身体も悩みが少なく健やかで、素敵な80歳、90 歳、100歳を迎えるためのヒントを、この本で学んでいきましょう。

 

 

◆パフォーマンスを維持できなくなる危険な太り方とは?

自分の体型が適正なのかどうかを判別するために、寝転んで手鏡で自分のおヘソをチェックしてみます。

・痩せすぎ=たてヘソ
・適正=まるヘソ
・太りすぎ=よこヘソ

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ご自身のおヘソは、どんな形をしていましたか?まるヘソだったという方、起き上がるとお腹がぽっこりしませんか?

これは東洋医学的にはとても健康的な状態です。一般的にはメタボ体型と思われている方も、「おヘソの形」から危険レベルのぽっこりなのかどうかが診断できます。

 

中根 一(なかね はじめ)

鍼灸師。「鍼灸Meridian烏丸」院長。京都在住。
日本で最も古い鍼灸学術団体「経絡治療学会」の理事・関西支部長を務め、日本の東洋医学界を牽引。また、ロート製薬「SmartCampうめきた」にてケア鍼灸の監修も行う。世界一流の政治家や経営者、俳優や音楽家だけでなく医師もクライアントに抱える。慢性疾患の治療だけでなく、疲労回復も得意とする現代人のお抱え鍼灸師として、執筆活動・ウェルネス事業アドバイザー・鍼灸学校における後進指導にあたっている。著書に『世界基準のビジネスエリートが実践している 最強の体調管理』(KADOKAWA)などがある。


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『世界基準のビジネスエリートが実践している 最強の体調管理』

(中根 一/KADOKAWA)

成功し続けるビジネスエリートはなぜ結果を出し続けることができるのだと思いますか?実力?運?確かにそれもあるでしょう。しかし実は彼らが成功する最大の秘訣は「体調管理」にありました!

否応なく体質の変化を感じ始める40歳以降に、老け込むことなく高いパフォーマンス力を保つことができる体調管理術をたっぷり収録。長い人生を健康に生き抜くための、国内屈指の鍼灸師が教える「本当に使えるセルフメンテナンス」ガイド本です。

この記事は『世界基準のビジネスエリートが実践している 最強の体調管理』からの抜粋です
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