脳神経外科医が教える「特上睡眠」のための日中の過ごし方。1日5分の「ぼんやりタイム」も効果あり!

寝室の作り方

(1)室温は15~25℃に
(2)照明は好みの明るさで
(3)アロマや耳栓を使ってもOK

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室温は約15~25℃の間で、季節によって調節しましょう。「外は気温の変動があるのに、一年中同じ室温で寝るのは自律神経を乱します」。照明は暗めがおすすめですが、結論をいえば「好みでOK」。明るくても真っ暗でも、リラックスして眠れればそれが一番だそうです。同じ理由から、アロマを焚いたり、耳栓をしたりするのも、落ち着いて寝られるようなら使うとよいでしょう。

就寝中は

(1)ゆったりした服装で
(2)靴下をはいてもOK
(3)横向き寝がおすすめ

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「服装は窮屈でなければ、Tシャツなどでも構いません。体を締め付けない服装で、夏は吸汗性や放湿性、冬は保温性が高い素材のものを。足が冷える人は靴下をはいてもOKです」。また、大人世代には横向き寝(側臥位:そくがい)を推奨。「60歳を過ぎると舌の筋力が衰え、仰向けだと舌根が沈下して睡眠時無呼吸症候群を起こすことも。抱き枕などを抱いて横向きに寝るとよいといわれています」 

構成・取材・文/岡田知子(BLOOM) イラスト/藤田ヒロコ

 

<教えてくれた人>

おくむらメモリークリニック理事長
奥村 歩(おくむら・あゆみ)先生

脳神経外科医、医学博士。米国・ノースカロライナ神経科学センターに留学後、岐阜大学附属病院 脳神経外科病棟 医長併任講師などを経て、2008年より現職。『スマホ脳・脳過労からあなたを救う 脳のゴミを洗い流す「熟睡習慣」』など著書多数。

※この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2024年10月号に掲載の情報です。

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