「気」の流れを正して頭痛が治った!/9割の病気は自分で治せる!(48)

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健康であるためにはどうしたらいいのか? セルフメディケーションの時代と言われる今、私たちもそれなりの健康常識は身につけておく必要があります。
病気というものをどうとらえるか、医者との付き合い方、 病気にならない考え方――。ほかにも、食事の摂り方、ストレスの対処の仕方、あるいはダイエットを成功させるコツな ど、明るく元気に毎日を過ごしてもらえる有益な情報を連載でお届けします。今の生活をもう一度見直し、自己治癒力を高めるスキルを学びませんか?

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「気」の流れを正し、体本来の機能を取り戻す

筋功とは、気功の小周天の理念を中心に、少林寺や太極拳を組み合わせ、誰もができるように簡素化した整体手法の1つです。「自己治癒力を著明に高める(整体機能)」「がん治療の回復を早める(免疫力を高める)」「肩こり、頭痛、腰痛、膝痛、目のかすみ、耳鳴りなどの不定愁訴を改善する」といった効果が期待できます。

中医学では、体の痛みや不調は「気(氣ともいう)」の通りが滞って起こると考えられています。「気」とは万物の根源を指し、宇宙にあまねく存在するものです。そして中医学で言うところの「気」は、生体のエネルギーを指します。人間は宇宙全体の気の流れのなかで生き、その流れは体内をも巡り、血液の流れに影響を与えているといわれています。したがって、気の流れが悪くなると血流も滞り、トラブルが生じてしまいます。

気は、電子顕微鏡などでは見えないため、実証主義にもとづく西洋医学には、気の概念がありません。

筋緊張性の頭痛にしばしば襲われ、悩んでいた僕を助けてくれた中医師の言葉を借りると、「気の存在は明らかだが、その正体は不明。しかし、結合組織を介して流れるエネルギー(量子)かもしれない」と言います。

結合組織とは、呼吸器官や消化器官などさまざまな器官や、筋組織や細胞組織の隙間を埋める組織を言います。血液や脂肪も結合組織の一種です。そこを目に見えないエネルギー量子が流れる、という仮説は、十分に説得力がありました。

易筋功は、ラジオ体操などで筋力をつけるのと同じように、気功で気の流れを調整して元気をつけます。これを、開発した中医師に教えてもらって実践したところ、その効果には驚くばかりでした。頭痛がはじまったとき、ストレッチや頭と首のマッサージでこりをほぐしてから易筋功をやったのですが、痛みがスーッと引いていったのです。1回にかかる時間はおよそ20分。覚えたてのころはうれしくなって毎日のように行なっていました。それが奏功したのでしょう、以来、筋緊張性の頭痛はほとんど起こっていません。

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岡本 裕先生(おかもと・ゆたか)

1957年大阪生まれ。e-クリニック医師。大阪大学医学部、同大学院卒業。卒業後12年あまり、大学病院、市中病院、大阪大学細胞工学センターにて、主として悪性腫瘍(がん)の臨床、研究にいそしむ。著書に『9割の病気は自分で治せる』『9割の病気は自分で治せる2【病院とのつき合い方編】』『9割の病気は自分で治せる【ストレスとのつき合い方編】』(以上、KADOKAWA)、『22世紀。病院がなくなる日』(飛鳥新社)など多数。

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「カラー版 図解 9割の病気は自分で治せる」
(岡本 裕/KADOKAWA)

文庫で大好評を博したベストセラー『9割の病気は自分で治せる』3部作のエッセンスを抽出し、読みやすく再構成したベスト版。自分の力で健康を保つための考え方&方法が満載です。

この記事は書籍『カラー版 図解 9割の病気は自分で治せる』からの抜粋です

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