食事を変えると、集中力が上がりミスが減る。残業が無くなる。疲れにくくなり眠くならない。ストレスが無くなる。体が締まりカッコよくなる。そして仕事が楽しくなる!
体のマネジメントには、仕事と同じように「成功法則」があるのです。
書籍「稼げる男は食事が9割」で、正しい食事の知識を学んでいきましょう。
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糖質中心の食事をしていると稼げる男にはなれない
"食事は自分への投資だ"と書きました。それと、同時に"食事をコントロールできる者こそが稼げる男になれる"のです。
そのためには、糖質中心の食事から糖質オフ、さらに、タンパク質や脂質を十分に摂る食事に変えていく必要があります。その詳しい解説はあとの章にゆずって、ここではなぜ糖質中心の食事がダメなのかをみていきましょう。
「こんな食事をしていたら稼げる男になれない」という典型的な食事とはどのようなものでしょうか。
「起きがけは食欲がない」という方もいるのではないでしょうか。例えば、前日の夜8時に夕食を摂って、朝は7時に起きたとします。夜食などを食べていなければ11時間も食事をしていないことになります。それなのになぜ、食欲がないのでしょう。
確かに、寝ている間は昼間に比べて活動量が激減しますから、それほどエネルギーを消費していません。しかし、寝ている間も私達の体は心臓が拍動して、呼吸をし、夕食で食べたものを消化・吸収するといった生命活動を繰り広げています。
私達は、主に糖質や脂質をエネルギー源として燃やすことでエネルギーをつくりだしています。このことをエネルギー代謝といいます。エネルギー代謝には生命活動を維持するための基礎代謝、仕事をしたり運動をしたりすることで消費される生活活動代謝、食事から摂った糖質や脂質などの栄養素が肝臓で分解されるときに発生する体熱として消費される食事誘発性熱産生があります。
これらのエネルギー代謝のなかで、いちばんエネルギーを消費するのはどれだと思いますか。生活活動代謝は仕事や運動をしてエネルギーが消費されていることが実感できるだけに、生活活動代謝がいちばんエネルギーを消費していると思う方が多いかもしれません。実は、私達のエネルギー消費の60〜70%を占めているのは生命を維持するための基礎代謝なのです。ちなみに、生活活動代謝は20〜30%、つまり基礎代謝の半分以下です。そして、食後に代謝が亢進する食事誘発性熱産生は10〜20%です。
このことからわかるように、寝ていても相当なエネルギーを消費しているのです。これは会社の損益計算書と同じことで、売上が何でどれくらいあるのか、経費は何でどれくらい使ったのかがわからずに、ビジネスなどできません。実際の摂取カロリーや消費カロリーはお金のように正確に計算では出せませんが、何にどれくらいという感覚はもっていないと、どんぶり勘定さえまともにできないのです。
森 拓郎(もり・たくろう)
1982年生まれ。株式会社rinato 代表取締役。
フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師。
中京大学体育学部卒業後、地元の自動車ディーラーで営業成績トップを獲得し、その後パーソナルトレーナーになるために上京。大手フィットネスクラブの個人売上トップを獲得し、自身のスタジオを2009年にオープン。
ファッションモデルや女優など、身体を資本とした女性などを中心に、ピラティス、整体、美容矯正など足先から顔までのボディメイクを指導。メディア出演、記事監修、指導者育成なども行う。
『稼げる男は食事が9割』
(森 拓郎/KADOKAWA)ベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者が初めてビジネスマンのために書いた「稼げる男」になるための食習慣。「食事は自分への投資」という事実を理解する事からはじめる、誰でもできる食事法とは?