顔から汗が止まらない、イライラが抑えきれない、 悲しくもないのに涙が出る...それは「女性ホルモン」が原因かもしれません。そこで、15年間婦人科に通い続けドクターと二人三脚で若年性更年期を乗り越えた葉石かおりさんの著書『死んでも女性ホルモン減らさない!』(KADOKAWA)より、女性ホルモンと更年期の関係や食生活、運動、心のケアについてご紹介します。
女性ホルモン減少による更年期体験&対策
更年期を乗り越えてきた人から、来る更年期に向け事前ケアをする人まで生の声をキャッチ!
K・Hさん│ 47 歳│大学教授
元々、子宮筋腫があった関係で40歳から近所の婦人科に通院し、低用量ピルを処方してもらっていました。
45歳になった時、「もう年齢的にピルを出せない」と突然言われ、飲まなくなった途端、不正出血、出血過多の症状が始まりました。
クリニックを受診すると「もう子どもを産まないなら子宮を取りましょう。そうすれば不快な症状が全てなくなります」と言われ治療を断念。
2年放置した後、友人がすすめるクリニックへ行き、再び低用量ピルを飲み、今は快適そのものです。
首から上がいつもポカポカしてるくらいで、目立った症状はありません。
気をつけていることは太りやすく痩せにくくなってきたので、代謝を上げるためヨガやエクササイズを続けること。
また低カロリー&低糖質の素焼きのナッツ、大豆イソフラボンが豊富な豆乳をとるよう心掛けてます。
ドクター一枝から一言
今でこそ少なくなりましたが、私のクリニックにも他のクリニックで子宮を取るように言われたと駆け込んできた方が多くいました。
そんな時はセカンドオピニオンを。
またピルの処方は年齢ではなく、個々のホルモン状態を診て決めるもの。
ホルモンの知識が豊富で、それを得意とする医師のもとで治療を受けるようにしましょう。
豆乳は適量であれば問題ありませんが、脂質が多いので要注意。
当クリニックにも豆乳の飲み過ぎで10キロ太った方がいらっしゃいました。
適度な運動は心身にもいいので◎です。
女性ホルモンと更年期の関係や、更年期での食生活・運動・心のケアなどが、3章にわたってわかりやすく解説されています