いくつになっても自分の足で歩ける暮らしを手に入れるために、今できることからはじめてみませんか? 続けられるポイントは「がんばりすぎない」こと。今回は鍼灸師・柔道整復師の笹原健太郎さんに「寝たままラクに行えるエクササイズ」を教えていただきました。〝動ける体〞になるために、毎日試してみませんか?
【前回】一生歩ける足腰になるために。「体のプロ」に教わるポイント5
寝たままラクに無理しない!
体の動きをスムーズにするための、
関節のゆるめ方
~関節をゆるめることで
筋肉が動き、歩ける足腰に~
「骨と骨をつなぎ、動く上で欠かせない関節。人間には260カ所以上の関節があると言われていて、この関節に問題が生じると痛みが出て、うまく動けなくなってしまうことも。関節をなめらかに保つためには運動が大切なのですが、いきなり激しい運動を行うのは逆効果。まずは関節をゆるめ、関節の周囲の筋肉を動かすことからはじめてみましょう。ここで紹介するエクササイズは、寝たままできる簡単なものばかり。毎日繰り返し、動ける体・歩ける足腰を作りましょう」(笹原さん)
【足首】
立ち、歩き、走る。そうした動きにとって大切なのが足首。足首まわりをしっかりゆるめることで、ふくらはぎや膝の動きがスムーズになります。
1.仰向けに寝転び、手や足をまっすぐに伸ばします。
2.足首を外まわし・内まわしの順で、交互にぐるぐるとまわします。
3.つま先をしっかり伸ばしながら、足首を上下に動かします。