運動、食事、そして...。医学博士が教える、自粛生活でフレイルを防ぐ「4つのポイント」

コロナ禍での外出自粛などで、いま全国のシニアがフレイル(要介護の前の虚弱状態)の危機にあります。そこで、東京大学高齢社会総合研究機構の教授である飯島勝矢さんの著書『在宅時代の落とし穴 今日からできるフレイル対策』(KADOKAWA)より、自宅でできる感染予防や、要介護予防についてご紹介します。

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自粛生活のときは気をつけよう。フレイルを防ぐ4つのポイント

「外出できない」「友だちに会えない」ことなどをきっかけに、進行することがあるフレイル。

予防するには、運動、食事、お口の健康、そして周囲の人との支え合いが欠かせません。

【ポイント1】ちょっとした運動で体を守ろう!

●座っている時間を減らしましょう。
足踏みやストレッチ、ゴミ出し、回覧板届けなどで、少しでも体を動かしましょう。

●筋肉を維持しましょう!
テレビやラジオ体操などで足腰の筋肉を強化し、関節も硬くならないようにします。

●日の当たるところで散歩くらいの運動を心がけましょう。
天気がよい日は散歩を楽しんだり、屋外で軽い運動を。ただし、人混みは避けて。

【ポイント2】バランスのよい食事を!

●しっかりバランスよく食べましょう!
多様性に富んだ食事を3 食欠かさず食べること、体をつくる大切な栄養素であるたんぱく質をしっかりとることを意識してください。免疫力を維持することにも役立ちます。

【ポイント3】お口を清潔に保ちましょう!

●毎食後、寝る前に歯を磨きましょう。
お口を清潔に保つことは、インフルエンザなどの感染症予防にも有効です。

●お口周りの筋肉を保ちましょう。
しっかり噛んで食べ、できれば毎日おしゃべりを。電話も活用して会話を増やすほか、鼻歌を歌ったり、早口言葉にトライするのもおすすめです。

【ポイント4】支え合いが大切です!

●孤独を防ぎましょう。
外出しにくい状況のときこそ、家族や友人と互いを支え合いましょう。あいさつや会話も大切。

●買い物や生活の支援でも支え合いを。
買い物、通院などで困ったときに、助けを呼べる相手を考えておきましょう。事前に話し合っておくことが大切です。

一般社団法人日本老年医学会「『新型コロナウイルス感染症』高齢者として気をつけたいポイント」より抜粋

イラスト/中村知史

『今日からできるフレイル対策』記事リストはこちら!

71b6ze8LnIL.jpg要介護の手前の「フレイル」状態を防ぐために自宅でもできる健康法について、5章にわたって分かりやすく解説

 

飯島勝矢(いいじま・かつや)
東京大学高齢社会総合研究機構 機構長・未来ビジョン研究センター教授。医師、医学博士。フレイル(虚弱)予防のための大規模コホート研究およびシステムを構築し、なかでも市民フレイルサポーター主導型健康増進プログラム(通称フレイル・チェック)を推進している。

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『在宅時代の落とし穴 今日からできるフレイル対策』

(飯島勝矢/KADOKAWA)

新型コロナによる外出自粛、人との接触制御という生活不活発によって全国のシニアが「フレイル」の危機、同時に感染症リスクが高まっています。「要介護の前の虚弱状態」であるフレイルには可逆性があり、早く気づいて生活習慣を見直すことで進行を食い止め、健康な状態に戻ることができます。自宅でもできる感染・要介護予防法を実行して、フレイルを防ぎながらwithコロナ時代を前向きに過ごしましょう。高齢の親と離れて暮らす家族も参考になる一冊です。

※この記事は『在宅時代の落とし穴 今日からできるフレイル対策』(飯島勝矢/KADOKAWA)からの抜粋です。
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