「ラジオ体操」は子どもの頃に体育の準備運動などで繰り返し取り組んだ身近な体操ですが、いま改めて注目を浴びています。スポーツドクターとして多くのアスリートと関わってきた整形外科医の中村格子先生に、「力を入れるところ、伸ばすところを意識して、ストレッチ効果が高める」ラジオ体操のやり方を、連載形式で徹底解説していただきました! 13回目は「~大きく吸って吐いて~ 深呼吸」をご紹介します。
~大きく吸って吐いて~ 深呼吸
【基本の流れ】
① 足をそろえる。
② 大きく息を吸いながら、両腕を前から振り上げる。
③ 息を吐きながら、 両腕を横から下ろす。
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【意識するポイント】
(1)の体操と同じ動きですが、伸びの運動ではなく深呼吸です。深く呼吸をすることで、運動して興奮している体と気持ちが静まり、今日一日をスタートするためのやる気が湧いてきます。
関連記事:「きれいな姿勢」を作りましょう。ラジオ体操「伸びの運動」のやり方/医師が解説!ラジオ体操(1)
こんな効果が!「ストレス解消」
深く呼吸をすることでストレス解消に。快眠効果も得られ、肌もきれいになります。
たった「3分」だから続けられる。若返りを目指しましょう
ラジオ体操第1は約3分。
負担が少なくてちょうどいい長さです。
軽い運動だと思われがちですが、毎日続けることで若返りの効果があるという調査結果が出ています。
最初はできなくても少しずつ動きが大きくなり、前屈なども徐々に深くなっていくことが実感できるはず。
「昨日よりできている」と、体と対話するのが楽しくなってきますよ。
※ラジオ体操はNHKラジオ第1で6:30~(毎日)、ラジオ第2で8:40~、12:00~、15:00~(各日曜除く)で放送されています。
モデル/中村格子 取材・文/米原晶子 撮影/齋藤ジン イラスト/祖父江ヒロコ