車窓の景色を見るのがつらいなら...「ゆっくりヨコ」の目の体操/小脳を鍛える体操(2)

「ぐるぐる」「ふわふわ」と起こるめまい。決して特別な症状ではなく、誰にでも起こり得るものです。めまいの原因を理解して、自分の症状に合った体操を行うことで改善することができます。横浜市立みなと赤十字病院 めまい・平衡神経科部長の新井基洋(あらい・もとひろ)先生に、小脳を鍛える目の体操を教えていただきました。自分のタイプに合った体操を、記憶に残るよう「声を出して繰り返し」行ってみてください。

【目の体操】ゆっくりヨコ

車窓の景色を見るのがつらいなど、「目線をゆっくり動かしたときのめまい」を改善します。

こんな症状の人:めまいが定期的に繰り返し起こり、片頭痛も併発するタイプ
行う目安:1回10往復

①体操を始めるポーズをとる

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左手であごを押さえ、右手は親指を立てて体の正面に出します。目線はまっすぐ前を見ます。

②右手を右に30度動かす2005p053_02.jpg

人さし指であごを押さえたま

頭は前を向いたまま、伸ばした右手をゆっくり右に30度くらい動かし、目だけで親指の爪を追います。

③右手を左に30度動かす

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しっかりひじを伸ばします。

右手を左30度くらいの位置までゆっくり動かし目だけで親指の爪を追います。②と③を繰り返します。

NG ポーズ
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親指の爪を目で追うときに動かすのは「目」だけです。頭は動かさないように気を付けます。

めまい体操の回数の目安と覚えておきたい注意点

  • 体操は朝の起床時と夕方から夜にかけて、1日最低2回は行います。
  • 嘔吐などを避けるため、食前に行いましょう。
  • 首の具合が悪い人は無理に行うのは避けます。
  • 途中でめまいが起きたら休憩し、症状が軽減したら再開します。
  • 激しいめまいや頭痛、しびれが出たら体操を中止して受診します。

【まとめ読み】「自分で治す『めまい』『ふらつき』」

取材・文/松澤ゆかり 撮影/齋藤ジン イラスト/ノグチ・ユミコ モデル/永谷佳奈

 

新井基洋(あらい・もとひろ)さん
横浜市立みなと赤十字病院 めまい・平衡神経科部長。北里大学医学部卒。日本めまい平衡医学会専門会員・評議員。著書は『9割のめまいは自分で治せる』(中経の文庫)など。

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9割のめまいは自分で治せる

(新井 基洋/KADOKAWA、中経出版

今回、めまいへの対処法を教えてくださった新井先生の著書。先生の長年の実績に裏付けられたリハビリ体操が12種類紹介され、自宅でもできるようにイラスト入りでわかりやすく解説されています。めまいに悩んでいる方々の不安や恐れといった心のケアやめまいと上手に付き合うコツなど、先生の指導内容のエッセンスが詰まった一冊です。

この記事は『毎日が発見』2020年5月号に掲載の情報です。
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