高血圧に、最強「塩出し食材」5選。塩分の排出に役立つカリウムなどの栄養素が豊富!

脳卒中や心筋梗塞など、さまざまなリスクを秘めた高血圧。「男性よりも女性の方が血圧は低めだから...」と油断をしてはいませんか? 実は更年期以降の女性は高血圧になりやすく、その際のリスクは男性よりも高めといわれています。そこで今回は、東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科教授の市原淳弘(いちはら・あつひろ)先生に、「塩出し食材」について教えてもらいました。

最強!! 塩出し食材

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コップ1杯で200mg以上のカリウムが摂れる!

1.牛乳

牛乳にはカリウムや乳清たんぱく質、カルシウム、ビタミンDなどが含まれますが、それぞれをおのおの別の食品で摂るのに比べ、1杯の牛乳で摂る方が高血圧予防効果が高いという研究報告が。

カロリーが気になる人は低脂肪や無脂肪のものを選んで。

《牛乳で血圧が下がる理由》

(1)栄養素の相乗効果
牛乳1杯でたんぱく質やカリウム、カルシウム、ビタミンDなどを摂ることができます。

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カリウム/カルシウム/ビタミンD

(2)NOが増えて血管が拡張
カリウムを含むミネラルの効果で末梢血管が広がり、血流がアップ。NO(※)が増産され、さらに血管が広がります。

※血管の内皮細胞から産生されるNO(一酸化窒素)は、別名、血管拡張ガスともいわれます。血管を拡張させ、血流を調節する作用があります。

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(3)カリウムが塩分を体外へ
カリウムの作用で、塩分をどんどん体外へ排出。血圧が上がるのを防いでくれます。

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(4)血圧上昇ホルモンを抑制
乳清たんぱく質が血圧を上昇させるホルモンを抑制。ミネラルとの相乗効果で、血圧が上がるのを防ぎます。

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《牛乳を摂るほど最大血圧は下降》2105_P013_06.jpg

1日に牛乳を1杯飲む人より、2杯以上飲む人の方が血圧が下がったという結果が。

※日本栄養・食糧学会誌2010.63(4).151-159

【次ページ:なすやほうれん草で塩出し】

 

<教えてくれた人>
東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科教授
市原淳弘(いちはら・あつひろ)先生
専門は内分泌疾患全般および高血圧診療。特にホルモン異常による高血圧、閉経期以降の高血圧など。著書、テレビ出演多数。

この記事は『毎日が発見』2021年5月号に掲載の情報です。

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