映画館で映画を観る、がヒントに。「集中力のない人」が考えた集中力アップ法

集中せざるを得ない環境をつくる

NetflixやAmazonPrimeなどがあるのに、わざわざ映画館に映画を観に行くのはなぜなのか? 映画館に行く人の意識には「映画館なら映画に集中できてより満足できる」というマインドがあるのではないでしょうか(その作品を早く観たいというニーズももちろんあると思います)

映画の上映中は、スマホを見られない。会話も食事もほぼできない。とにかく映画に集中する環境が整っています(デートで行く時のみ別かもしれないですが)

ここに集中力をつくるヒントがあります。

そう、「今ここ」に集中せざるを得ない環境をつくればいいのです。

たとえば僕のやり方は下の表にある通りです。リモートワークで場所が選べる時は、仕事で集中力を発揮するためにいろいろな方法を探しました。

自宅の仕事用のデスク、会社のデスクでも1時間くらいしか集中できないので、さまざまな場所を活用しながら、自然と集中が続くようなサイクルをつくっていきます。

一方で、自分にとってオフィスは一人で集中するにはあまり向いていない場所なので、打ち合わせをする場所という位置付けにしています。

表に書いたのは個人的なものなので、誰にでも通用するわけではありません。人によって集中しやすい環境は違うので、自分に合った場所を見つけて、集中力を高めるための環境をつくってください。

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柿内尚文

編集者、コンテンツマーケター。1968年生まれ。東京都出身。聖光学院高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。現在、株式会社アスコム常務取締役。長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本やムックの累計発行部数は1300万部以上、10万部を超えるベストセラーは55冊以上に及ぶ。現在は本の編集だけでなく、編集という手法を活用した企業のマーケティングや事業構築、商品開発のサポート、セミナーや講演など多岐にわたり活動。著書『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』(共にかんき出版)はベストセラーに。趣味はサッカー観戦。

※本記事は柿内尚文著の書籍『このプリン、いま食べるか? ガマンするか? 一生役立つ時間の法則』(飛鳥新社)から一部抜粋・編集しました。
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