嫌なことと対策を一緒に書けば悩む時間がたくさん減る。誰でも気軽に実践できる「嫌なことノート活用術」

「嫌だなあ」「困ったなあ」「不便だなあ」...。人は1日にストレスの元になる「嫌なこと」を3万回以上も感じているんだそう。その中で、仕事のストレスは圧倒的な割合を占めています。そこで、『書くだけで人生が変わる嫌なことノート』(アスコム)から、「嫌なことを逆手にとって仕事の効率をアップさせる方法」など気になる記事を抜粋してご紹介します。

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▼「嫌なことノート」は自分にとっての外部記憶装置

仕事力がアップする、人間力もアップする、仕事やビジネスのアイデアもどんどん出てくる、さらにイライラもなくなって人生が楽しくなる。

ここからは、そんな「嫌なことノート」の書き方を解説します。

ノートの書き方は、いたってシンプル。

複雑になって書くことが嫌になったら意味がありませんからね。

ポイントさえ理解すると、今日からでも始められます。

まずは、しっかり書き方を覚えて、さっそく「嫌なことノート」を書いてみましょう。

小さな「嫌なこと」は20秒しか記憶できない

どうしてノートに書く必要があるのでしょうか。

それは、「嫌なこと」を忘れないためです。

記憶には短期記憶と長期記憶の2種類あります。

短期記憶は通常、約20秒で消えるといわれています。

一度覚えたこと、目にしたことは1時間後には半分以上を忘れてしまいます。

なので、1日に起きた嫌なことはすべて記憶に残っていると自信満々の人がいたとしても、実際は多くを忘れてしまっています。

残っているとしたら、それは強く心に突き刺さるほどの「嫌なこと」だけでしょう。

人は思っている以上に「嫌なこと」ですら忘れてしまうのです。

そうしないと、生きるのがどんどん辛くなるので、人間の脳は、しっかり忘れられるようにできています。

ためしに、3日前にあった「嫌なこと」を思い出してみてください。

ひとつやふたつは思い出すかもしれませんが、ほとんど忘れてしまっていませんか?

忘れてしまっているにも関わらず、「私には嫌なことなんてないんですよね」と、いかにも自分がポジティブ人間であるかのように思っているかもしれません。

ストレスがないことはいいことですが、実際は、ただ忘れているだけだったりします。

忘れてしまっては、せっかく自分を成長させてくれる「嫌なこと」があったのに、もったいない。

でも、ノートに書き留めておけば大丈夫。

大切なヒントをしっかり保存しておくことができます。

長期記憶とは、その名の通り長い期間保持している記憶です。

たとえば日本語で会話したり、書いたりするときは、その記憶を呼び戻して使っています。

すべての記憶を長期記憶にできるといいのですが、長期記憶として脳に定着させるには、何度も使ったり、復習したりしなければなりません。

「嫌なこと」を、わざわざそんな長期記憶にすることはありません。

ただノートに書き留めておくだけでOK。

「嫌なことノート」は、自分にとっての「外部記憶装置」だと思ってください。

「嫌なこと」の長期保存は、外部記憶装置に任せてしまいましょう。

記憶に頼るより書き続けること

「嫌なこと」をノートに一度書き込めば、そのノートを持っている限り、あなたを成長させ、さまざまなアイデアのヒントになる「嫌なこと」はずっとあなたのものになります。

ノートに書き残すことで1日の終わりでも、1カ月後でも情報を呼び戻すことができます。

ほとんど忘れてしまうのが人間です。

「嫌なこと」を見つけたとき、気づいたときには、すぐ書き留めること。

最初は小さい差かもしれませんが、書き続けた人とそうでない人では、やがて大きな差となって現れてきます。

「嫌なこと」はすぐに忘れてしまう!

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▼ノートは「嫌なこと」スペースと「対策」スペースに分割する

 

見開きの1/4が「嫌なこと」、3/4が「対策」

それでは、「まとめノート」の作り方です。ノートは見開き(2ページ)単位で使います。

まず1ページをタテに2分割する線を書きましょう。対向ページにも同じように線を引いてください。

これで見開きが4分割されたことになります。左から1番目が「嫌なことスペース」。

ここに、その日にあった嫌なことを「メモノート」を見ながら書き込んでいきます。

左から2番目が「対策スペース①」。

ここには、最初に思いついた「嫌なこと」を解消するための対策を書き込んでいきます。

左から3番目が「対策スペース②」、4番目が「対策スペース③」。

対策は必ずしもひとつとは限らないし、スペース①に書き込んだ対策より効果的な対策を思いつくこともあるでしょう。

そのために「対策スペース②」と「対策スペース③」を用意しておきましょう。

このスペースは、必ずしも埋めなければならないというものではありません。

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【まとめ読み】『書くだけで人生が変わる嫌なことノート』記事リストはこちら!

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嫌なことを書くことは客観視することのはじまりをテーマに全6章にわたって「嫌なことノート」の効果や方法を解説してくれます

 
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『書くだけで人生が変わる嫌なことノート』

(嫌なことノート普及委員会/アスコム)

松下幸之助など大企業の経営者が「嫌なこと」を集め、改善することで大きな成功を得たことは有名な話です。例えば、嫌なことをノートに書くと怒りやストレスが軽くなります。それはその出来事を客観視できるからです。そんな日常の嫌なことを活用して仕事の効率を上げたり、コミュニケーションを円滑にしたりする方法が書いてある参考書です。嫌なことも捉えようによっては楽しく生きられるヒントが詰まっています。

※この記事は『書くだけで人生が変わる嫌なことノート』(嫌なことノート普及委員会/アスコム)からの抜粋です。
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