年齢によっても異なる「ねんきん定期便」の見方、専門家が解説します

「人生100年時代」「老後2000万円不足問題」。良く耳にするけど、なんとなくしか理解していない...という方も多いのではないでしょうか?そこで、家計再生のプロフェッショナル・横山さんの著書「横山先生! 老後までに2000万円ってほんとうに貯められますか?」(KADOKAWA)より、「老後のお金に困らない仕組み」を作るためのエッセンスをご紹介。ぜひ「自分の場合はどうなのだろう」と考えるきっかけにしてみてください。

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よくわからない「ねんきん定期便」の見方を知る

「ねんきん定期便」の見方をお話ししておきましょう。ねんきん定期便は2019年4月から書式が一部変更になっています。

現役世代では、基本的に次の4パターンで郵送されてきます。

・50歳未満の人(35歳、45歳の人を除く)=ハガキ
・35歳、45歳の人=封書
・50歳以上の人(59歳の人を除く)=ハガキ
・59歳の人=封書「ねんきん定期便」の中身はいろいろ

ねんきん定期便は20歳から送られてきます。大まかに言うと、50歳未満と50歳以上で形式が異なります。

50歳未満の人の場合、これまで自分で払ってきた額だけが書かれています。自分の受給予定額がいくらなのか、なかなかわからない状況なのは確かです。

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50歳以上になると、何歳からもらえるかということと、自分が実際にもらえるであろう年金額が記されています。

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ねんきん定期便に書かれている年金の種類は、あくまで公的年金(国民年金、厚生年金)に関わる部分です。同じ「年金」とはいえ、確定拠出年金や確定給付年金などの私的年金については対象外です。

郵便の形式としてはハガキと封書の2種類があり、基本的にはハガキでの通知がほとんどです。封書で届くのは、「節目年齢」と呼ばれる35歳、45歳、59歳の3回だけです。

「ハガキ」は三つ折りの圧着ハガキの形で、中面を開いて加入状況などを確認します。現時点での国民年金、厚生年金の加入期間や最近の月別状況が書かれているので、記入漏れや誤りがないかどうか確認しておくことが大切です。

「封書」では最初に年金の説明があり、これまでに納付した国民年金、厚生年金の種類別金額と納付額累計が出ています。

続いて、年金加入履歴です。履歴の欄が長く伸びていて、これは歳を重ねるごとに増えていきます。

厚生年金の標準報酬の月別状況や国民年金の納付状況なども細かく出ています。月別状況としては最近のものだけでなく、これまでのすべてが記載されています。こちらも、ここで記入漏れや誤りがないかどうかをよく確認しておきましょう。

加入していたはずなのに、転職などでドタバタしていたせいで、もしひと月だけでも反映されていないようなことがあれば、そこをしっかり確認するのに使います。

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syoei_001.jpg老後資金を自分で6章にわたって、豊富なデータをグラフや表を使ってわかりやすく解説してくれています

 

横山光昭(よこやま・みつあき)

家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの相談件数は23,000件を突破。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は60万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は110冊、累計330万部となる。

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『横山先生! 老後までに2000万円ってほんとうに貯められますか? 人生100年時代でも豊かに暮らす、資産と年金への向き合い方』

(横山光昭/KADOKAWA)

23,000人の家計相談を受けてきた「家計再生コンサルタント」が、人生100年時代を豊かに暮らすための「資産と年金への向き合い方」を教えてくれる話題の一冊。

※この記事は『横山先生! 老後までに2000万円ってほんとうに貯められますか? 人生100年時代でも豊かに暮らす、資産と年金への向き合い方』(横山光昭/KADOKAWA)からの抜粋です。
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