老後も「1人暮らし」を続けたい...知っておきたい「見守りサービス」

1人暮らしの人が、住み慣れた我が家でこれからもずっと暮らしていくためには、万が一の事態に備えて周囲の人と信頼関係を築いたり、どんなサービスが使えるのかを知っておくことが大事です。シニア生活文化研究所所長の小谷みどりさんに、困り事が起こったときの解決方法について聞きました。

困ったときはお金?人の協力? 解決方法は自分で選ぶ

1人暮らしをしている人で、我が家に住み続けたいと考える人は多くいます。その一方で1人暮らしには、さまざまな不安があるようです。

「不安に思うことは人によって違います。自分の心配事を書き出し、どんなサービスがあるか調べましょう。すぐに利用しなくても『こんなサービスがある』と知るだけで安心できます」と小谷みどりさんは話します。

例えば、万が一のことが心配ならば、下の表のような企業の見守りサービスを利用する方法があります。

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自分の価値観に合った解決方法を選択することが大事

一方、近所の人と信頼関係を築き、入院するときに家の鍵を預けるなど、協力し合って困り事を解決する方法もあるでしょう。「困ったときに、『お金で解決』するか『人の協力を得て解決』するかは、その人の価値観で好みの方を選べばいいのです」と小谷さん。

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取材・文/松澤ゆかり、山川寿美恵

 

<教えてくれた人>

小谷みどり(こたに・みどり)さん

シニア生活文化研究所所長、立教セカンドステージ大学講師。第一生命経済研究所を経て現職。専門は生活設計論、死生学。著書は『ひとり終活』(小学館新書)など。

この記事は『毎日が発見』2019年8月号に掲載の情報です。

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